日本でも屈指の観光地である箱根には、温泉や宿泊施設だけでなく絶品料理が味わえる店舗も数多く存在している。箱根という立地を活かした、山海の幸は一度食べたら忘れられないはずだ。
そこで今回は、車で訪れたい箱根のグルメスポットを紹介する。
湯葉丼 直吉
『湯葉丼 直吉』は、その名の通り、絶品の「湯葉」が味わえるお店だ。店舗は箱根湯本駅より徒歩5分の場所にあるため、車で向かう場合は駅を目的地にして出発しよう。
ここで提供される湯葉は、箱根大平台の名水「姫の水」と良質な豆乳をたっぷりと使って仕上げた極上の逸品である。
なめらかで優しい舌触りが特徴の湯葉を上品な香りのカツオ出汁と合わせて土鍋で煮込み、卵で閉じて味わい深く仕上げるものだ。名物の「湯葉丼」は、それを炊きたてのご飯に掛けて頂くメニュー。美容や健康にも効果があるとされ、ヘルシーさも魅力だ。
湯葉丼以外にも、湯馬刺しや姫の水吟醸豆腐など、箱根の中でもここでしか食べられないメニューが充実している。
施設名：「湯葉丼」 直吉 （ゆばどん なおきち）
住所：〒２５０－０３１１
神奈川県足柄下郡箱根町湯本６９６
竹やぶ 箱根店
東名高速御殿場ICより車でおよそ40分。箱根ロープウェイ姥子駅より歩いて約13分の場所に位置する、言わずと知れた蕎麦の名店が『竹やぶ 箱根店』である。
多くの有名蕎麦店の店主を輩出してきた店としても知られており、本店は千葉の柏にある。箱根店は、その店の佇まいや雰囲気づくりの巧さも一流だ。先代の店主であった阿部孝雄氏が手がけた割れた皿やビー玉を用いた外装や店内に並ぶ骨とう品や調度品からは、なんともいえない高級感とモダンさが漂う。
提供される蕎麦に使われるのは、標高700メートルの高さに位置する黒姫高原にて栽培された蕎麦だ。香り高く豊かな風味を出す蕎麦粉をふんだんに使って打ったもの。最高の環境と、最高の味を味わってみたいなら竹やぶ 箱根店へ足を運ぼう。
施設名：竹やぶ 箱根店
住所 : 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根160-80
鮨 みやふじ
箱根の宮ノ下で、旬の海鮮を頂くなら『鮨 みやふじ』へ行こう。店舗は宮ノ下駅より徒歩5分の場所にあり、東京都心より首都高速中央環状線から東名高速へ。小田原厚木道路国道271号線を経由して国道1号に乗ろう。後は、そのまま宮ノ下駅を目指せば到着する。
1963年創業という老舗で予約は不可能。連日行列ができるという人気店だ。箱根の山中にありながら海が近いため、相模湾で水揚げされる極上のアジを使った料理を1年中楽しめる。中でも人気のメニューは、取れたて新鮮なアジを濃厚なタレに漬け込んだ「元祖アジ丼」。現在日本中で提供されているアジ丼のルーツとも言われているこの丼は絶品。
他にも、その日に仕入れた旬のネタを使った「本日のおまかせ寿司」など、垂涎のメニューを楽しむことができる。
施設名：鮨 みやふじ
住所：神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下310
鯛ごはん懐石 瓔珞
飲食店も数多く立ち並ぶ箱根エリアの中でも、唯一鯛ごはんの専門店として高い人気を誇るのが『鯛ごはん懐石 瓔珞』である。
店舗は箱根湯本駅より車でおよそ5分の場所にあり、東名高速厚木ICと小田原厚木道路を使って、国道271号線経由で国道1号線に入るルートとなる。
鯛ごはんと京懐石を提供する店として1992年にオープンした瓔珞。その料理は、フランス料理界の巨匠で三ツ星料理人でもあるポール・ボキューズ氏が絶賛したことでも有名だ。
赤穂の天然塩でじっくり焼いた鯛をほぐし、箱根の天然水を贅沢に使った昆布ダシで米を炊いたご飯と一緒に頂く鯛ごはんは、シンプルな味付けながら素材本来の味と力強さを存分に味わえるだろう。季節によってコース料理の内容や器も変わるため、春夏秋冬さまざまな箱根の旬を頂ける。
また、瓔珞ではテイクアウト弁当のサービスも行っているため、箱根旅行のお供としてもおすすめだ。
施設：鯛ごはん懐石 瓔珞
住所：神奈川県足柄下郡箱根町塔之澤８４
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今回紹介した店舗以外にも、箱根には名店と言われている飲食店が多く立ち並んでいる。歴史ある温泉街だからこそ、老舗といわれるような店も多く味はもちろんのこと、サービスだって一級品だ。
関東一円からのアクセスが良いのも大きな魅力である箱根の、素敵なホテルに泊まって、温泉で疲れを癒して絶品料理に舌鼓を打つ。
そうすれば、箱根の魅力に憑りつかれてしまうだろう。
