CAR

車で行きたい、北海道の民宿

日本の北端・北海道。豊かな自然はもちろん、登別に代表される温泉地や五稜郭、さっぽろテレビ塔といった多くの観光スポットに恵まれたエリアだ。そんな北海道観光に欠かせないのが、旅の疲れを癒してくれる宿。今回は、北海道にある車で行きたい、心温まるもてなしが嬉しい民宿を紹介する。

アルプロッジ美瑛(びえい)

北海道旅客鉄道富良野線美瑛駅より、およそ2キロ。歩いて行けば30分の場所に建つ『アルプロッジ美瑛』。札幌方面より車で行く場合は、道央自動車道深川ICより約1時間の道のりとなる。旭川空港から来るなら、およそ10キロほどの距離だ。

宿の名前にもなっている「アルプ」とは、50年ほど前に創刊された雑誌のタイトルだ。館内には、500冊にも上る全巻と関連書籍が揃えられている。

宿自体は、無垢のパイン材を用いたセルフビルドのログハウス。リビングには、北海道の厳しい冬を越すための薪ストーブが置かれるなど、山小屋風の温かみが溢れている。

また、夕食のメインディッシュは赤ワインを使って煮込んだ煮込みスープハンバーグだ。朝食には手作りのパンに加え、美瑛の北工房より仕入れた豆で入れた珈琲も。朝夕共に、地元産の季節野菜をたっぷりと使い、味もボリュームも満点な食事となっている。

アルプロッジ美瑛

北海道旅客鉄道富良野線美瑛駅より、およそ2キロ
引用:アルプロッジ美瑛 公式サイト

宿房 樺のん(かばのん)

2002年の暮れに開業した『宿房 樺のん』は、北海道の厚岸郡浜中町で霧多布湿原を背に、太平洋を見下ろすようにして建つ道東の宿だ。釧路空港より、車でおよそ2時間。釧路駅からは約1時間半の距離となる。1つ注意しておきたいのが、二輪車への対応をしていないこと。自家用車を使うか、公共の交通機関を使って宿を目指そう。

宿の外観は、本格的な丸太のログハウスだ。館内にはジャズがゆったりと流れ、木の質感を生かした温かい雰囲気作りがされていることが分かる。

客室は洋室を3室備え、屋根裏部屋のような造りだ。どこか懐かしさを覚える人もいるかもしれない。

食事は、道東が誇る豊かな海産物を中心に、地元の食材をふんだんに用いる。カニや牡蠣、脂の乗ったホッケなどなど、箸が止まらなくなるメニューばかりだ。宿泊メニューで、食べたい料理を選べるようになっているので、気になるプランをチョイスしよう。

宿房 樺のん

釧路空港より、車でおよそ2時間
引用:宿房 樺のん 公式サイト

ラーダニーヴァ

ロシア語で、“愛しい大地”を意味する『ラーダニーヴァ』。広大な十勝平野のただ中に佇む、俗世とは切り離された楽園のような宿である。アクセスは、道東自動車道十勝清水ICより、車でおよそ30分。十勝川水系の一級河川・美生川のそば、道道62号線から一本入った場所に宿は建っている。

民宿では珍しく、ラーダニーヴァはペットと泊まれる宿だ。小型犬から超大型犬まで、愛犬とともに一緒の時間を過ごすことが可能。玄関にはペット用の足洗い場も完備している。外の広々した草原で走り回れば、人も愛犬も日頃のストレスから開放されるはずだ。

また、食事はみんな揃ってダイニングで頂く。食材の宝庫・十勝が誇る地元の素材を手作業で料理に仕立ててくれる。濃厚な旨味が溶けだした十勝牛のシチューや白身魚のマリネといった献立が並ぶ。もちろん、食卓に上がる野菜は畑から収穫した新鮮な自家製野菜だ。

ラーダニーヴァ

道東自動車道十勝清水ICより、車でおよそ30分
引用:ラーダニーヴァ 公式サイト

四季の宿 KI・ZU・NA

道東自動車道占冠(しむかっぷ)ICより、車でおよそ1時間。『四季の宿 KI・ZU・NA』は、富良野と美瑛が誇る豊かな大自然と、静けさを満喫できる宿だ。チェックイン時には、宿の看板犬であるボーダーコリーのクロエがお出迎えしてくれるかもしれない。

ペンションであるKIZUNAは、三角屋根と大きな窓が特徴のセンターハウスと、コテージが2棟の3棟構成の宿だ。ゲストはチェックインをセンターハウスで済ませて、コテージに向かうことになる。コテージは、それぞれ4名用と2名用だ。

食事は、センターハウスの1階で。自家製野菜を中心に、地元産のブランド豚・上富良野ポークといった地場産の食材を用いたKIZUNA風家庭料理が、心身ともに幸せな気持ちにしてくれるだろう。

四季の宿 KI・ZU・NA

道東自動車道占冠ICより、車でおよそ1時間
引用:四季の宿 KI・ZU・NA 公式サイト

※ ※ ※

セルフビルドのログハウスに泊まれる山小屋のような民宿を始め、北海道ならではの広々とした自然の風景を愉しめる宿など、一度は泊まってみたい民宿が集まる北海道。大きなホテルや高級旅館もいいが、民宿だからこそ感じることができるアットホームな雰囲気や細かいもてなしを体験してみてほしい。

関連記事

  1. 琵琶湖を眺めながらの贅沢グランピング…クルマで行きた…
  2. プロローグ 前史「自動車前夜」
  3. 【アルファロメオ ステルヴィオヴェローチェ Ti】SUVの202…
  4. “GT”を名乗れなかったスカイライン、4気筒DOHC16バルブタ…
  5. 圧巻の山々の元で…クルマで行きたい、富山県のスキー場…
  6. 長野で滑るのは憧れ… クルマで行きたい、長野のスキー…
  7. 【写真展】BMW 4シリーズ コンバーチブル デザインイラストを…
  8. ヒュンダイが送り出すEVシリーズ第一弾 IONIQ 5は予想以上…

おすすめ記事

  1. シントトロイデン 2021-2022シーズン ユニフォーム

Category



PAGE TOP