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クルマで行きたい、下関の旅館

山口県西部、本州最西端の年である下関。ペンギン村で有名な海響館や角島大橋、重要文化財・門司港駅など数多くの観光スポットが存在している。そんな下関観光に欠かせないのが、旅の疲れを癒してくれる宿だ。今回は下関にある、車で行きたい憧れの旅館を紹介する。

下関春帆楼本店

中国自動車道・関門自動車道下関ICより、車でおよそ10分。『下関春帆楼本店』は、日本の歴史を語る上でも重要な役割を担った、伝統ある割烹旅館である。

古くは、伊藤博文、高杉晋作、山縣有朋など、維新の志士たちも頻繁に出入りし、明治20年には初代内閣総理大臣となっていた伊藤博文にふく(トラフグ)御膳を出し、翌年には日本初のふぐ料理公許第一号に認定。明治28年には、日清講和会議の会場として利用されたことも。

昭和12年には世界の外交史に残る講和会議の意義を後世に遺すため、春帆楼の隣接地に日清講和記念館を開館。講和会議が行われた部屋を当時の調度そのままに再現し。浜離宮から下賜された椅子をはじめ、伊藤博文や李鴻章の遺墨など、講和会議に関する多くの資料を展示している。

そんな下関春帆楼本店が用意した客室は、和室を中心としたくつろぎの空間だ。大小さまざまな部屋を合計10室揃えている。宿泊した際には、何が何でもふぐのフルコースを食べておきたいところだ。

春帆楼伝統の先付け料理である鯛わたに続き、有田焼の絵柄が透けるほど薄く切られた薄造り、昆布だしで熱々に仕上げたちり鍋。王道ともいえるふぐのフルコースを、歴史の舞台ともなった場所でゆっくりと。

下関春帆楼本店

アクセス:中国自動車道・関門自動車道下関ICより、車でおよそ10分
引用: 下関春帆楼本店 公式サイト

旅館小天狗

中国自動車道小月ICより、車でおよそ20分。『旅館小天狗』は、昭和4年に創業。下関の奥座敷と呼ばれる川棚温泉の一角で、80余年に渡って続く老舗旅館である。

元湯である古天狗泉から湧出する湯は、室町時代より数えて800年という歴史ある湯だ。1431年に建立された妙青寺境内にある種田山頭火の句碑には、「湧いてあふれる中にねている」と刻まれている。これは、山頭火が川棚温泉の人肌になじむ湯の心地よさを詠んだもの。

小天狗で愉しめるのは、全国でも屈指のラジウム含有量を誇る、西日本随一の良質なラジウム温泉だ。保温効果が高く、血流の改善効果が期待される他、さまざまな効果効能があるとされる。源泉かけ流しの湯を、館内2箇所の大浴場および露天風呂で満喫できる。

客室は、利用する人数に応じて6畳から22畳まで4つの広さの部屋が用意されている。ゆっくりした1人旅を始め、記念日を祝した旅行。グループやファミリーでの滞在など、どのようなシーンにも対応する懐の深さがある。

また、この旅館小天狗には、別館となる『小天狗さんろじ』も。こちらは、全室が離れとなった大人専用の隠れ宿。より静かで、より贅沢なお篭りがしたいのなら、こちらの別館もおすすめだ。

旅館小天狗

アクセス:中国自動車道小月ICより、車でおよそ20分
引用:旅館小天狗 公式サイト

下関市満珠荘

中国自動車道・関門自動車道下関ICより、車でおよそ5分。『下関市満珠荘』は、関門海峡を一望できる瀬戸内海国立公園火の山の山麓に位置する宿だ。建物全体が関門海峡を見通す眺望を大切にした造り。前面ガラス張りとなった館内レストランだけでなく、大浴場や貸し切りの家族風呂からも海の絶景が広がる。湯上りには、宿泊者専用スペースとなっているリラックススペースで、関門海峡を眺めつつゆったりと。

客室は、清潔感あふれる和室が8室とツイン仕様の洋室が1室の合計9室だ。ビジネスユースを始め、家族連れやグループでの利用にも応える。

また、料理は地産地消の考えをベースとして、下関の旬の味を取り揃えた。名物であるふぐはもちろん、海の幸だけでなく山の幸も存分に愉しめる献立を提供する。バリエーションに富んだ会席や定食が用意されているが、キッズ定食やチャイルド定食といった小さな子供むけのメニューもあるので、幼児~小学生の子供連れでも安心だ。

下関市満珠荘

アクセス:中国自動車道・関門自動車道下関ICより、車でおよそ5分
引用:下関市満珠荘 公式サイト

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日本で初めて公式にふぐの調理許可を取得した歴史ある旅館を始めとして、瓦そばが名物となっている川棚温泉で開湯800年を数える湯を受け継ぐ宿など、一度は泊まってみたい旅館が集まる山口県の下関。下関観光の際には、憧れの宿でゆったりとした休日を過ごしてほしい。

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