北陸自動車道巻潟東ICより、車でおよそ20分。『著莪の里 ゆめや』は、岩室温泉富士屋の姉妹館として昭和63年に創業した旅館だ。
2000坪という広大な敷地の中に、10の客室と離れが点在。新潟の奥座敷と呼ばれる岩室温泉郷の里山の静けさにゆったりと浸れる空間が広がる。
松岳山に続く庭園を一望できる2階の和室は純和風の数寄屋造り。日本古来より伝わる風情ある佇まいは、落ち着きに満ちた日本建築だ。さらに、自家源泉を部屋に引き込んだ半露天風呂付き客室も。「夕霧」「胡蝶」「浮船」「横笛」「早蕨」では、いつでも好きな時間に好きなだけ湯浴みを楽しめる。
食事は、越後が誇る素材を丹精込めてコース料理にした。一汁七菜コースを基本として、季節に応じてさまざまなコース料理を選ぶことができる。イイダコや鯛、キスにオコゼ、メジマグロといった海の幸に加え、タラの芽、十全茄子に里いもといった山の幸をふんだんに用いる。
それら滋味深い風土と伝統の味を引き立てるのが、美味しいお米だ。ゆめやでは、弥彦山の麓に広がる自然豊かな土地で育てられた特別栽培米コシヒカリである、伊彌彦米(いやひこまい)を使用。米どころ新潟ならではのふっくら甘いお米で、普段よりも箸が進むはずだ。