宮城県の気仙沼といえば、フカヒレの生産量日本一を誇るエリアだ。江戸時代の末期より鮫の加工が盛んに行われてきた背景があり、現在でも日本中に点在する高級中華料理店で使われているフカヒレは、ここ気仙沼産のモノだという。
そんな気仙沼で、新鮮な海の幸を使った寿司を頂けるのが『すし処 鮨智』である。カツオや赤貝、ホッキにマグロといった王道の寿司ネタが並ぶ中、味わっておきたいのは「ふかひれ寿司」と「気仙沼ふかひれ丼」だ。
シャリが隠れるほど大きなフカヒレを乗せたふかひれ寿司は、口に含むとぱらぱらと繊維がほぐれる独特の食感を楽しむことができる。
気仙沼ふかひれ丼に至っては、都内で食べようとするとおよそ1万円は下らないであろうという巨大なフカヒレを1枚丸ごと姿煮にした豪快な料理だ。ここでは、それをワサビの風味で味わう。気仙沼寿司組合肝いりの町おこしメニューとして登場したこのメニュー、味わっておかなければきっと後悔するだろう。
気仙沼道路を気仙沼ICで花の道45/国道45号線方面へ。神山川を渡り、気仙沼市街大島行き乗場気仙沼港の表示が見えたら右折すると、前方右側に店舗がある。