大阪の次は、日本最大の湖・琵琶湖がある滋賀県へ。ここでは、滋賀県の長浜市、湖北地方に古くから伝わる郷土料理の焼き鯖そうめんだ。JR長浜駅周辺には、再開発され人気の観光スポットとなっている黒壁スクエアが存在する。
そこで、1990年にオープン。築150余年を数える呉服問屋を改築した趣きある佇まいの中、焼き鯖そうめんを提供するのが『翼果楼』である。
北陸自動車道長浜ICより、車でおよそ10分。焼き鯖の香ばしさにつられて入店すると、レトロで落ち着いた空間が広がる。翼果楼の「焼鯖そうめん」に用いる鯖は、軽く焼きを入れた後、じっくり2日掛けてタレに漬け込んだ手間のかかる1品。ほぐしながら素麺と一緒に頂くと、鯖の甘辛さと鯖の旨味が溶けだした煮汁を吸い込んだ素麺の組み合わせが絶妙だ。