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海産物を新鮮なまま味わえる県…クルマで行きたい、鳥取のグルメスポット

本州の南部で日本海に面する鳥取県は、豊富な水揚げ量を誇る海産物が自慢だ。松葉ガニやハタハタといった上質な魚介類を新鮮なまま味わえるのは、鳥取県ならではだろう。

今回は、そんな鳥取県にある車で行きたい絶品グルメスポットを紹介する。

武蔵屋食堂

鳥取県のご当地ラーメン、県民のソウルフードとなっているのが素ラーメンだ。ラーメンと名乗っているが、その正体は関西風のうどん出汁に中華麺を入れたもの。

トッピングされる具材もうどんとラーメンの中間のような組み合わせであり、ねぎにかまぼこ、モヤシに天かすといった具合だ。いわゆる一般的なラーメンとは異なり、カツオや昆布の旨味が凝縮した出汁は絶品。ラーメンという価値観を揺さぶられる1品である。

この素ラーメンを生み出したのが、明治45年に創業。すでに100余年の歴史を持つ鳥取市職人町の『武蔵屋食堂』だ。

中国横断自動車道鳥取南ICより、車でおよそ20分。武蔵屋の2代目店主が昭和30年頃に考案した「素ラーメン」は、自家製スープはもちろん麺も自家製。鳥取県産の小麦を100%使用した縮れ麺は、モチモチとした触感と小麦の甘さに溢れている。シンプル極まりないように見える素ラーメンだが、どこかホッとする懐かしい味だ。

また、武蔵屋食堂では素ラーメン以外にも、「親子丼」や「天丼」といったご飯ものを始め、うどん・そばとメニューも充実している。昔ながらの食堂の味は、病みつきになること間違いなしだ。

武蔵屋食堂

アクセス:中国横断自動車道鳥取南ICより車でおよそ20分
引用: 武蔵屋食堂 公式サイト

かろいち

日本海に面した山陰地方に属する鳥取県は、全国でも有数のハタハタが水揚げされる。ハタハタとはスズキ目に属する白身魚で、鳥取県では3月から5月ごろに掛けて漁の最盛期を迎える。

大変美味な魚であるが、中でも体長が20センチを越えた個体はトロハタと呼ばれブランド化されている。名前の通り、トロのような脂が乗った身は上品な甘味と旨味に溢れ、カレイやノドグロに並んで愛好家が多い魚だ。

天ぷらやフライ、煮つけに南蛮漬けなど大抵の調理法には適した魚だが、定番なのは焼きと干物。ハタハタの旨味がさらに濃厚になる干物は、お土産品などとしても人気が高い。

そんなハタハタを味わうなら、鳥取市賀露町にある『かろいち』に行こう。山陰自動車道鳥取西ICより、車でおよそ15分。鳥取港より2分の場所にあるここでは、新鮮さがウリの海鮮市場だ。水揚げされたばかりの魚介類を購入することもできるうえ、併設する「ごちそう空間若林」や「市場料理 賀露幸」では、その日揚がった海の幸を実際に食べることもできる。

春の訪れとともに、旬を迎えるトロハタ。時期を見計らって、極上品を味わってみてほしい。

かろいち

アクセス:山陰自動車道鳥取西ICより車でおよそ15分
引用:かろいち 公式サイト

若林商店

トロハタに続いて鳥取県で食べたい海産物といえば、松葉ガニだろう。トロハタの旬は春であるのに対し、松葉ガニの旬は12月から2月と冬の時期になる。

松葉ガニとは成長したズワイガニのことを指すが、鳥取県に集まる松葉ガニは日本海の冬の王だ。ぎっしりと詰まった身は重く、甘さとジューシーさは他のカニとは一線を画す。甲羅部分のカニみそはコクの深い味わいで、ご飯やアルコールのお供にピッタリである。

松葉ガニを味わうなら、上のかろいちと同じく鳥取市の賀露町に店を構える『若林商店』だ。中国横断自動車道鳥取ICより、車でおよそ15分。明治の元年創業の若林商店は、鮮魚の仲介と水産加工を旨とする老舗。この2階に全室から海が見える食事処をオープンさせたのは平成10年のことである。

かにすきにはじまり、片身の茹で松葉ガニや焼きガニ、雑炊でシメる「かにコース」を筆頭に、「焼きがにランチ」や「松葉がにランチ」でランチタイムからカニを堪能できる。

かにコースは、予算に合わせて内容をカスタマイズできるのも嬉しい。カニ以外にも、新鮮な海産物を使った定食が多数用意されているので、日本海を味わい尽くすことができるだろう。

若林商店

アクセス:中国横断自動車道鳥取ICより車でおよそ15分
引用:若林商店 公式サイト

* * *

シンプルで素朴な味わいの素ラーメンを始めとして、脂の乗ったトロハタ、極上の松葉ガニなど、多くのご当地グルメに溢れる鳥取県。だがしかし、今回紹介しきれなかった郷土料理やいわゆるB級グルメは他にもまだまだ存在している。

車で鳥取県を訪れた際は、是非とも鳥取ならではの味を堪能してほしい。

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