県民に愛され、独自の発展を遂げたご当地グルメ。中でも愛知県は、名古屋を中心に名古屋メシとして独特の存在感を放つ料理が数多く存在している。
そこで今回は、愛知県にある車で行きたいグルメスポットを紹介する。
あつた蓬莱軒
愛知のご当地グルメとして、日本人なら知らぬものはいないだろうひつまぶし。うなぎを使ったご飯モノであるが、いわゆるうな丼やうな重とは異なる料理だ。
うな丼やうな重は蒲焼にしたうなぎをそのままご飯の上に乗せるが、ひつまぶしはうなぎを刻んでご飯の上に盛り付ける。そこに、薬味を加え、最後にはダシを使ってお茶漬けのようにして頂くのが一般的である。
愛知県内では多くの飲食店で提供されており、焼き方やタレの味、薬味などさまざま。お気に入りの一軒を探してひつまぶし巡りをしてみるのも面白いかもしれない。
そんなひつまぶしの名店といえば、『あつた蓬莱軒』である。ひつまぶし発祥の店として、商標登録まで行っているこの店では、明治6年創業当時から継ぎ足し続けている秘伝のタレでうなぎを焼き上げる。素材はもちろん、職人の技が光る極上のひつまぶしを求めて、連日多くの観光客や地元民が通う。
あつた蓬莱軒
アクセス：名古屋市営地下鉄名城線「伝馬町駅」4番出口より徒歩3分
引用： あつた蓬莱軒 公式サイト
山本屋総本家
愛知県の名古屋市で、ソウルフードとして愛されているのが味噌煮込みうどんだ。愛知県の岡崎市で作られる八丁味噌を使ったダシで、ネギや卵、油揚げといった具材をうどんと一緒に煮込む料理である。
うどんはもちろん、味噌のコクと具材の旨味が溶けだしたダシも絶品で最後の一滴まで飲み干せてしまうほどに美味いという。
この料理一筋、大正14年に創業してから90余年あまり味噌煮込みうどんを作り続けてきた老舗が『山本屋総本家』である。メニューは味噌煮込みうどんのみ。オーソドックスな「普通煮込みうどん」を始め、卵を落とした「玉子入り煮込みうどん」、「かしわ煮込みうどん」など、4種類の味噌煮込みうどんが頂ける。各味噌煮込みうどんは追加料金で大盛にも出来るので、お腹が空いてしまってたまらない人は麺増量するのもおすすめ。
国産小麦を100％使って打たれたうどん麺は、コシが強く味噌との相性も最高。濃厚な味噌煮込みうどんを酒のつまみに、アルコールを嗜むのもオツだ。
山本屋総本家
アクセス：丸田町JCTから車で約6分
引用：山本屋総本家 公式サイト
味仙 今池本店
愛知県発祥で、全国的に知名度のあるご当地麺といえば台湾ラーメンが筆頭だ。台湾と名前についているが、台湾発祥というワケではなく名古屋市の千草区今池に店を構える『味仙 今池本店』が元祖である。
愛知県内の中華料理店では一般的なメニューである台湾ラーメンだが、味仙の台湾ラーメンはやはり一味違う。挽肉やニラ、もやしをいった具材が特徴的な台湾ラーメン。
しかし、味仙の台湾ラーメンは味付けを施した挽肉をそのまま乗せるのではなく、スープで煮込んでいるために味のまとまり方が段違いなのだ。
真っ赤なスープに唐辛子が浮かんだビジュアルはインパクト抜群だが、沢山汗をかきながらすするのが台湾ラーメンの味わい方。見た目通りの辛さがあるものの、味仙では好みの辛さをオーダーできるようにマイルドに仕上げた「アメリカン」や、「イタリアン」など、ユニークなネーミングの台湾ラーメンを提供している。愛知県が全国に誇るご当地ラーメンを一度はご賞味あれ。
味仙 今池本店
アクセス：地下鉄今池駅9番出口を出るとすぐ
引用：味仙 今池本店 公式サイト
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うなぎを使ったご当地グルメ・ひつまぶしを始めとして、あつあつ濃厚な味噌煮込みうどん、カップ麺に何度もなっている激辛台湾ラーメンなど、多くのご当地グルメに溢れる愛知県。だがしかし、今回紹介しきれなかった郷土料理やいわゆるB級グルメは他にも数多く存在している。
車で愛知県を訪れた際は、是非とも愛知ならではのグルメを堪能してほしい。
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