九州圏内でも、特に南国情緒溢れる宮崎県は延岡や日向、都城など人気の観光地も多い。海に面した地理で、豊かな山林も多いことから山海の幸に恵まれ、素材の味を生かした宮崎県ならではのグルメが多数存在する。今回は、そんな宮崎県にある車でいきたいグルメスポットを紹介しよう。
元祖チキン南蛮 直ちゃん
昭和39年創業の定食屋『元祖チキン南蛮 直ちゃん』は、その名の通りチキン南蛮発祥の店として知られている。カラリと油で揚げた鶏肉にたっぷりとタルタルソースが乗っているものがチキン南蛮としてイメージしがちであるが、元祖である直ちゃんのチキン南蛮にはタルタルソースの姿はない。代わりにあるのは、甘酢だ。
これと、香ばしさとサクサクとした軽さを感じる衣の相性はバツグン。鶏肉にガブリとかぶりつくと、肉のうまみが一気に広がる。甘酢のお陰でサッパリとしているので、飽きることなく箸が止まらない。
宮崎県内にはチキン南蛮が食べられる店は数多く存在しているが、直ちゃんは特に人気店。県内外から多くのファンが足を運ぶ。チキン南蛮のルーツを体験して見たければこの店で間違いないだろう。
元祖チキン南蛮 直ちゃんまでは、東九州自動車道北川IC出口より車でおよそ20分。JR延岡駅にほど近いので、そちらを目印にして行くのもおすすめだ。
元祖チキン南蛮 直ちゃん
アクセス：東九州自動車道北川IC出口より車で約20分
引用： 元祖チキン南蛮 直ちゃん 公式サイト
丸万焼鳥 本店
宮崎県が誇る食材と言えば、「地鶏」が挙げられるだろう。ブロイラーのように、閉鎖的な場所で不健康に育成された鶏ではなく、広々とした山野でのびのびとゆっくり時間をかけて育てられた地鶏は肉質や味の深さが段違いなのだ。
そんな地鶏を炭火で豪快に炙って頂く地鶏の炭火焼は、地鶏ならではの弾力と旨味を味わうことができるとあって、宮崎県に来たら絶対に味わっておきたい料理の一つ。
多くの飲食店で味わうことができるが、『丸万焼鳥 本店』は昭和29年に創業した老舗だ。刺身やタタキといった多くのバリエーションがあるが、やぱり1番人気の看板メニューは「鶏のもも焼」。骨から外して提供されるバラシか、骨付きでそのままかを選ぶことができる。地鶏本来のジューシーさと、溢れる旨味を堪能しよう。
ご飯モノを食べたければ、チキンピラフもおすすめ。鶏肉のことを知り尽くしたプロが作る、チキンピラフはスプーンが止まらないピリ辛風味。1日限定10食なので、早い者勝ちだ。
丸万焼鳥 本店までは、東九州自動車道宮崎西ICより車でおよそ15分。インター出口より宮崎西バイパスを経由して、国道10号線から220号線を走ろう。多くの飲食店が立ち並ぶ、宮崎市街の一角に店舗はある。
丸万焼鳥 本店
アクセス：東九州自動車道宮崎西ICより車で約15分
引用：丸万焼鳥 本店 公式サイト
辛麺屋桝元 宮崎本店
今や全国に多くのファンを持つ激辛麺というカテゴリーであるが、その発祥は宮崎県にあることをご存じだろうか。元は「辛麺」として誕生したご当地グルメだったものが、雑誌やメディアで取り上げられる内、全国に広く浸透していったのだ。
そんな辛麺の元祖が『辛麺屋桝元 宮崎本店』。ここで食べられる辛麺の特徴は、真っ赤なスープと、コンニャクを用いた麺だ。
真っ赤なスープの正体は唐辛子をたっぷり使った、辛みの中にコクや旨味もしっかり感じられるスープ。ニンニクや溶き卵、ニラといった食材をがふんだんに入っている。このスープに合うのが、もちもちとした個性的な歯触りのコンニャク麺。病みつきになること間違いなしだ。
ちなみに、スープの辛さは好みに応じて調節することができる。辛さ0倍の「ヌキ」から25倍の「スーパー」までといった具合だ。辛さに自信がある人は挑戦してみてもいいかもしれない。
辛麺屋桝元 宮崎本店の最寄りインターは、東九州自動車道成都ICだ。国道219号線から一ッ葉有料道路を経由して、北権現通りへ入ろう。県道11号線の表示が見えたら店はすぐそこだ。
辛麺屋桝元 宮崎本店
アクセス：東九州自動車道成都IC（最寄りインター）
引用：辛麺屋桝元 宮崎本店 公式サイト
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全国的にファンが存在する辛麺を始めとして、チキン南蛮の元祖、旨味たっぷりの地鶏など、多くのご当地グルメに溢れる宮崎県。だが、今回紹介しきれなかった郷土料理やいわゆるB級グルメは他にも多い。
車で宮崎県を訪れた際は、是非とも宮崎ならではの味を堪能してほしい。
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