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豊かな土壌に由来する豊富な陸の食材…クルマで行きたい、茨城のグルメスポット

東京から見て北東に位置し、太平洋に面した地理から豊富な海産物が水揚げされ、豊かな土壌に由来する陸の食材がふんだんな茨城県。都道府県の魅力度ランキングでは最下位付近の常連だが、決してそんなことはない。茨城県には、多くの魅力的なご当地グルメが揃っている。

そこで今回は、茨城県を車で訪れたなら絶対に立ち寄りたいグルメスポットを紹介する。

山翠

冬の茨城県を代表する鍋料理があんこう鍋だ。西日本で水揚げされるフグと肩を並べる高級魚として扱われており、内蔵にあたる着物部分が大きくなる冬の時期が旬とされている。

そのグロテスクな見た目からは想像もできないほど上品で淡白な味わいで、白身はぷりぷりとした弾力に富んだ食感を持っている。身はもちろんのこと皮やひれ、内蔵全てを味わうことができるうえ、骨は日本酒の熱燗に沈めて「骨酒」として楽しむことが可能だ。

あんこう鍋自体は、いわゆるオーソドックスなあんこう鍋とどぶ汁と呼ばれる2種類に分かれており、両者の違いは肝をそのまま具材として使うか、スープに溶かしこんでしまうかの違いがある。イメージ的にはどぶ汁の方がより漁師メシに近く、より濃厚な味わいのスープを楽しめる。スープのベースは味噌味が主流。醤油味で提供している店も少なくはないが、あんこうを鍋として味わうなら味噌味がイチ押しだ。

常磐自動車道水戸ICより車でおよそ15分。茨城県水戸市の泉町に店舗を構える『山翠』は、あんこう鍋の元祖を謳う名店だ。味噌に、あんこうの肝をすりこんだものを炭火で炙ったものによって味付けがなされたオリジナルのスープは、特徴的な香ばしさと深い味わいを生み出す。年間を通してあんこう鍋を楽しめるが、冬季限定でどぶ汁が提供されるので時期を合わせて訪れたい一軒だ。

山翠

アクセス:常磐自動車道水戸ICより車で約15分
引用: 山翠 公式サイト

弥満喜

茨城県と福島県との県境、久慈川の上流域は奥久慈と呼ばれている地域だ。日本三大瀑布(滝のこと)に選ばれている袋田の滝や大子・袋田温泉といった温泉地も存在している。

このエリアを訪れた際に是非とも味わっておきたいのが、奥久慈しゃもだ。しゃもとは、元々闘鶏用の鶏であり、江戸時代に現在のタイ(当時はシャムと呼ばれていた)より持ち込まれた。戦わせるための品種であるので、一般的な鶏と比べて脂身が少なく身は引き締まっている。日本の地鶏とは、また少し異なった歯ごたえを味わえるのだ。

さらに、奥久慈のしゃもはオスもメスも120日以上の期間を経て生育される。2ヵ月掛からず出荷されるブロイラーと比べると飼育にも手間が掛かるうえ、奥久慈のしゃもは純血種だ。国産の地鶏ですらブロイラーとの混血種が多い中、純血の鶏で飼育期間に100日以上掛かる種は希少である。

常磐自動車道那珂ICより車でおよそ1時間。『弥満喜』は、そんな奥久慈しゃもを堪能できる大小町の割烹だ。「しゃもすき鍋」や「しゃも鍋」が味わえるスタンダードなコースを始め、朝獲り奥久慈しゃもの卵を使った「奥久慈しゃも丼」、むね・もも・ささみを天ぷらで味わう「奥久慈しゃも天麩羅」など、奥久慈しゃも専門店ならではのメニューが並んでいる。全国の高級料理店でも使われている奥久慈しゃもを、現地で味わう贅沢を堪能しよう。

弥満喜

アクセス:常磐自動車道那珂ICより車で約1時間
引用:弥満喜 公式サイト

桑名屋

日本人のソウルフードとして、土用の丑日には多くの国民が食べるであろう「うな丼」。実は、茨城県が発祥ということは余り知られていない。うな丼は、茨城県の南部、牛久沼周辺が発祥とされており、沼のほとりから国道6号線沿いにはうなぎを使った料理を提供する店舗が軒を連ねている。

常磐自動車道谷田部ICより車でおよそ20分。『桑名屋』は、龍ヶ崎で「うなぎ街道」と呼ばれているエリアで、リーズナブルな価格で本格的なうな丼を食べられる人気店だ。メニューは看板の「うな丼」を始めとして、うなぎ本来の味と香ばしいタレの香り存分にを楽しめる「蒲焼」や「うな重」といったうなぎ専門店ならではのメニューが提供されている。

注文を受けてから炭火でじっくりと焼き上げるうなぎは、肉厚ながらほろほろとくずれてしまいそうなほど柔らかい。うなぎはタレで食わせると言われているのは本当で、表面に塗られたタレが焦げた香りはそれだけで食欲をそそる。

江戸時代後期に誕生した伝統のうな丼を、発祥の地である牛久沼の目の前で味わってみて欲しい。

桑名屋

アクセス:常磐自動車道谷田部ICより車で約20分
引用:桑名屋 公式サイト

* * *

冬の味覚・あんこう鍋を始めとして、しゃもの名店、うな丼など、多くのご当地グルメに溢れる茨城県。だが、今回紹介しきれなかった郷土料理やいわゆるB級グルメは他にも存在している。

車で茨城県を訪れた際は、是非とも茨城ならではのグルメを堪能してほしい。

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