山形県で、古くから親しまれている定番の郷土料理といえば「芋煮」だ。秋になると、各地で地域の人々が集まって芋煮会を行い、その年の収穫に感謝する。
里芋を基本としてこんにゃく、ねぎ、キノコ、ごぼう、肉といった具材を一緒に煮込んだ鍋料理が芋煮と呼ばれるが、各地域・各家庭で味付けや具材が異なる。醤油ベースや味噌ベース、豚肉、牛肉というように場所ごとの味の違いを比べてみるのも面白いかもしれない。
山形駅前に店舗を構える『酒菜一(さかないち) 山形駅前店本店』では、そんな芋煮を味わうことができる。山形市内にあるため、味付けは醤油ベース。ねっとりとした里芋、舞茸やねぎのサクサクとした食感の違いが楽しい。
芋煮の他にも、「どんがら汁」や「キクワタ」など、庄内浜で水揚げされた新鮮な鱈を使った料理も頂ける。山形県を味わい尽くせる店だ。
山形自動車道を蔵王PAで降りて、国道286号線を山形市内方面へ。そこから山形駅を目指しておよそ10分ほど走れば到着だ。