関門海峡の恵みを全身で味わう…クルマで行きたい、下関のホテル

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関門海峡の恵みを全身で味わう…クルマで行きたい、下関のホテル

山口県西部、本州最西端の下関市は関門海峡が育んだ豊富な海の幸や、海と山に囲まれた自然の景観が美しい街。

下関と言えばふぐ！というイメージが定着しているが、ふぐ以外にも滅多に見られない貴重な魚も水揚げされる。

壇ノ浦や巌流島など、歴史的ないわれを持つスポットも多く残り、車で旅をするにはうってつけのエリアだ。

今回は、そんな下関にある車で行きたいホテルを紹介する。

下関つくの温泉　ホテル西長門リゾート

千葉県に本社を置く鴨川グランドホテルグループが運営する『下関つくの温泉ホテル西長門リゾート』は、角島に最も近いホテルとして有名だ。

角島は、豊かな自然と美しい海の景観で、観光だけではなく映画やドラマのロケ地として、何度も登場している場所。角島までは、このホテルから車で5分。一度は足を運んでおきたい。ここでしか見られない景色が、忘れられない感動を与えてくれるだろう。

ゲストルームは、全室でオーシャンビューである。大きな窓の向こうに見える大海原は絵画的で、波の音を聞いているとそれだけで映画の世界に入り込んだような気分にゆったりと浸れる。部屋のタイプも和室/洋室が揃っているので、好みに合わせて選びたい。

温泉もまた、このホテルの魅力だ。「あまがせの湯」と「夕なぎの湯」、2つの露天は大パノラマ。インフィニティ設計により、どこまで続く海をいつまでも堪能できる。内湯の展望大浴場もガラス張りとなっているため、景色は抜群だ。

提供している食事は和食が基本。

山海の幸が豊富に獲れる西長門ならではの名物「浜もり」は、新鮮な魚介の刺身を豪快に盛り付けた絶品だ。料理の味は、素材の味――それを教えてくれるだろう。

中国自動車道下関ICより国道191号線を長門方面へ走ることおよそ70分。駐車場は約100台が用意されている。屋外平面の駐車場なので、車のサイズに関わらず停めることが可能だ。

下関グランドホテル

中国自動車道下関ICより県道下関港垢田線を走って約10分。『下関グランドホテル』は、今年で開業50周辺を迎えた歴史あるホテルだ。

館内のレストランでは、獲れたて新鮮な海と山の幸をふんだんに使った日本料理や本格フレンチを堪能できる。絶品の料理を楽しみながら、眼下には広大な海を見下ろす――下関グランドホテルならではの贅沢だ。

コンセプトに「ゆとりとくつろぎ」を掲げる客室は、敷地面積188平方メートルを誇るホテル最上階の角部屋に位置するロイヤルスウィートを始め、バリエーション豊かな9タイプ。オーシャンビューとなっている部屋では、きらめく波間を眺めながら充実したプライベートを過ごせるだろう。

ホテルから少し足を伸ばそう。周辺には多くの観光資源が溢れている。例えば、本州最西端の地・毘沙ノ鼻は朝日や夕日を眺めるには絶好のポイントだし、宮本武蔵と佐々木小次郎が戦った場所と言われている巌流島も、ホテルまでの桟橋より船で10分だ。下関グランドホテルに泊まるなら、下関を満喫しないともったいない。

下関温泉　風の海

中国自動車道下関ICを降り、下関市街から壇ノ浦方面へ約10分。東京・大阪・名古屋方面からなら、下関ICまでそれぞれ11時間/6時間/8時間で到着だ。

『下関温泉　風の海』は、無料で通れる橋としては国内屈指の長さである「角島大橋」や、パワースポットとして人気が高い「元乃隅稲荷神社」といった、周辺の観光スポットにも恵まれている。

天気のいい日には、毛利藩5万石、幕末期には明治維新の中心的な舞台となった長府城下町をあるくのもおすすめだ。当時の人々の暮らしを感じられる町並みは、歴史好きにもたまらない。

客室は、目の前の関門海峡を一望できるオーシャンビューだ。総客室数32室で5つのタイプに分けられている。部屋に展望露天風呂が備わっているので、誰に気を遣うこともなく天然温泉でゆったりくつろごう。

海に囲まれた県である、山口県・下関だからこそできる会席や創作料理も魅力的。季節毎に最も味の良い旬の素材を楽しめる他、山口県の美食の代表・ふぐも堪能できる。ふぐの調理は難しい。一人前にさばけるようになるまで5年はかかるのだとか。熟達した職人の手による、刺身にされたふぐの旨味は、想像するだけで垂涎ものだ。