女満別空港より、車でおよそ1時間。『奥屈斜路温泉 ランプの宿 森つべつ』は、都会の喧騒から遠く離れた静寂とランプの灯りに包まれてゆったりと過ごせる一軒宿だ。目の前には清流と、アカン国立公園に隣接した緑豊かな森が広がっている。
敷地内散策路には、さくら科のくりん草の群生地が。6月中旬から7月中旬に掛けて見ごろを迎えるくりん草は、薄紫が鮮やかな姿を見せてくれる。さらに、寒い時期には気嵐やライトピラーと呼ばれる珍しい自然現象にも出会えるかも。知床の自然を5感で満喫できる。
客室は、和洋室・和室を備える清流館と、和室・洋室の森林館の2棟だ。窓からは、森林と庭園の風景が広がる。和モダンな客室が、くつろぎの時間を演出してくれるだろう。
食事は、バリエーション豊かな献立が並ぶ。子供に嬉しい「お子様プレート」を始め、通常の夕食コース料理となる「癒しの森の温泉くつろぎプラン」、入浴と食事がセットになったプランなどさまざまだ。
中でも、レストラン「くりん草」のイチオシメニューで名物のビーフシチューセットは絶品。料理長自ら厳選した牛バラ肉を長時間煮込んだ。シチューの深いコクと、噛まずとも口の中で溶ける肉はふわふわでトロトロ。まさに、頬が落ちてしまうほどの1皿である。