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クルマで行きたい、甲府のグルメスポット

甲府と言えば、山梨県の県庁所在地だ。古くから親しまれてきたほうとう鍋や鳥もつ煮といったご当地グルメが有名で、観光スポットも多いことから県内外問わず多くの人が集まる場所でもある。

今回は、そんな甲府にある車で行きたいグルメスポットを紹介する。

奥藤本店

甲府のご当地グルメといえば「鳥もつ煮」だ。『奥藤本店』は、この鳥もつ煮発祥の蕎麦屋として県内外問わず多くのファンを抱えている。

新鮮な鶏のレバーやハツ、砂ぎも、キンカンと呼ばれる玉道を砂糖で甘く味付けをした醤油でじっくりと煮込む。

昭和25年頃に生まれたというこの名物メニューは、現在では山梨県全域で広く親しまれている。酒のつまみにも、ご飯のお供としてもぴったりだ。

また、本来は蕎麦屋ということで、もちろん蕎麦も見逃せない。人気の蕎麦は、もり蕎麦2枚に芦川産の生わさびを1本付けた「甲州生わさび蕎麦」だ。

国産のそば粉と富士の名水を使って打った蕎麦はのど越しも抜群だ。それを、生醤油と出汁を効かせたつゆに付け、鮮烈な生わさびと一緒にすする。そうすれば、蕎麦の香りに、出汁の味わい、生わさびの甘みを感じられるだろう。

甲府市の国母7丁目に店舗を構える奥藤本店までは、中央自動車道甲府昭和ICで高速を降りて一般道へ。国道20号線をおよそ5分ほど走ると到着する。

奥藤本店

アクセス:中央自動車道甲府昭和ICからクルマで約5分
引用: 奥藤本店 公式サイト

小作 甲府駅前店

こだわりのほうとうを食べられる店として人気の『小作 甲府駅前店』は、JR中央線・見延線甲府駅の南口より徒歩1分の場所にある。山梨県内に8店舗、隣の長野県に1店舗を展開しており、40年以上変わらないほうとうの味を守り続けている。

中央自動車道甲府昭和ICを最寄りとし、一般道を走ること約5キロ先に店舗がある。その立地から、甲府駅を目指していけば迷わずに行けるだろう。

掘りごたつやいろりといった、風情ある店内でゆっくりとほうとうを味わうことが可能。「ほうとう」とは、小麦粉で練った太い麺と共に、かぼちゃや里芋、人参白菜といった季節の野菜を味噌仕立てのだし汁で煮込んだ郷土料理だ。ここでは、1番人気の「かぼちゃほうとう」を始めとして、「豚肉ほうとう」や変わりダネの「ちゃんこほうとう」に「あずきほうとう」といったバリエーション豊かなほうとうが揃っている。

6月から9月にかけての暑い時期には「おざら」と呼ばれる冷たいほうとうも。

そのほか、具材が飛び出さんばかりに大きな「海老・穴子天丼」や甲府名物「鳥もつ煮」といった多彩なメニューも楽しめる。

甲府グルメをまとめて味わうことができるだろう。

小作 甲府駅前店

アクセス:JR中央線・見延線甲府駅の南口より徒歩1分
引用:小作 甲府駅前店 公式サイト

奈良田本店

甲府市の国母にある『奈良田本店』は、古民家風の座敷でゆっくりと甲府の郷土料理を堪能できる人気店だ。

中央自動車道甲府昭和ICで高速を降り、甲州街道・バイパス・国道20号線を走る。都心からでもおよそ1時間半とアクセスも良好である。

具だくさんの「かぼちゃほうとう」や新鮮な猪肉を使った「天然猪ほうとう」といったメニューを中心に、「よっちゃばれ鍋」を看板に掲げている。

このよっちゃばれとは、甲州の方言で「みんな集まれ」という意味。お品書きにある「かぼちゃほうとう」と「奈良田のみみ」、豆乳で練った餅から着想を得たオリジナルメニュー勘助餅を使った「勘助鍋」という3つのメニューを大胆にも1つに合わせた鍋料理だ。

また、是非味わって置きたいのが「あわびの煮貝」である。通称“にがい”と呼ばれるこの料理は、海のない山梨県において魚介類を味わうため江戸末期の人々が生み出した甲州名物だ。あわびを醤油でじっくりと煮込むというシンプルな製法ながら、その味わいは豊かで濃厚。一度は味わっておきたい珍味である。

奈良田本店

アクセス:都心から車で約1時間半
引用:奈良田本店 公式サイト

* * *

今回紹介したグルメスポット以外にも、甲州味噌を使った味噌ラーメンが頂ける店やブランド牛の甲州ワインビーフといった、甲府ならではの食材を使ったメニューを堪能できる店舗が数多くある山梨県の甲府エリア。

都心部からのアクセスも良く、日帰りでも充分時間に余裕がある点もポイントだ。車を使って気ままな味めぐり、お気に入りの1品を見つけてみてほしい。

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