西日本最多のゲレンデ数を誇る兵庫県。西日本中から、多くのスキーヤーやボーダーがシーズンになると詰めかけることでも知られている。有名な観光地も多く、冬には但馬松葉ガニの最盛期を迎える。
そういったウインタースポーツ以外の魅力も、人々の心を捉えて離さない要因であろう。
今回は、そんな兵庫県にある車で行きたいスキー場を紹介する。
若杉高原おおやスキー場
大阪・神戸方面より車でおよそ150分。
『若杉高原おおやスキー場』までのアクセスは、主に2つある。1つめは高速から一般道を使うルートだ。中国自動車道山崎ICで降り、国道29号線を鳥取方面に向けて走る。引原ダムと兵坂トンネルを越え、戸倉峠前を県道48号線を養父方面へ向かう。
もう1つは、北金豊岡自動車道養父ICで高速を降り、県道6号線を大屋方面へ左折。大屋市場を右折して、県道48号線を波賀方面へ向かうルートだ。平日無料の駐車場を400台分完備。ゲレンデにも近く、便利な駐車場となっている。
ファミリー層に優しい作りとなっている特徴的なゲレンデで、子供たちも安心して楽しめる。「楽ちんベルト」と名づけられたムービングベルト右側には、「スキー・スノーボードエリア」が。
キッズ向けのレッスンも行われるこのエリアはほぼフラットに近い傾斜で、手軽にスキーに触れることができる。楽ちんベルト左側は「そりエリア」だ。スキーやボードが出来なくても安心である。
楽ちんベルトに慣れたら「スノーランド」にチャレンジしよう。
土日祝とベストシーズンに現れるこのエリアは、スキーを知り尽くしたプロによるアレンジが施されている。何度か滑ることで、いつの間にか上達しているはずだ。
若杉高原おおやスキー場
アクセス：大阪・神戸方面より車で約150分
引用：若杉高原おおやスキー場 公式サイト
アップかんなべ
山陰海岸ジオパークと、氷ノ山山那岐山国定公園の区域に指定されている神鍋高原エリアにあるスキー場『アップかんなべ』。北金豊岡道・日高神鍋高原ICを降り、国道482号線を香美・村岡方面へ向かおう。インターからは、およそ15分で到着する好立地だ。
このスキー場も、先に紹介した若杉高原おおやスキー場と同様、ビギナーに優しいゲレンデとなっている。ほとんどの初心者が考えるような、コースアウトや衝突の可能性を最大限低減した幅の広いゆるやかなコースが、全体の8割を占める。
さらに、スキー板やボードを使わなくても楽しめる「雪のゆうえんち」は、小さな子供雪遊びデビューにぴったり。
「中央ゲレンデエリア」と「うえ野平エリア」にそれぞれアトラクションが用意されており、一日中遊んでいられるはずだ。
もちろん、上級者向けコースも設定。「北壁コース」と名づけられたこのコースは、高速で斜面を疾走するフラットバーンだ。降雪があった朝は、未圧雪ゾーンとなりパウダースノーを盛大に巻きあげながら急斜面を滑走できる。
サマーシーズンはグランドゴルフやグラススキーが楽しめるアップかんなべは、一年を通じて楽しめるアクティビティパークだ。
アップかんなべ
アクセス：日高神鍋高原ICから車で約15分
引用：アップかんなべ 公式サイト
氷ノ山国際スキー場
北金豊岡自動車道八鹿氷ノ山ICを最寄りとする『氷ノ山国際スキー場』。京阪神より車でおよそ2時間、最寄りインターを降りておよそ30分の場所にある。
ゲレンデはレベルを問わず楽しめる多彩なコースを備え、関西では唯一のレースセンターとなっている。
氷ノ山中腹に広がるコースは、地形を活かした北の斜面が魅力的だ。
パノラマリフトからロマンスリフトを乗り継いだ先を出発点とする「ロマンス右コース」は、西日本1の基礎スキー検定バーンである。多くの大会が開催されるこのコースは、滑走距離800メートル最大傾斜25度となっており、中級から上級者に高い人気を誇っている。
レースセンターに指定されているのは、「ロマンス左コース」だ。
滑走距離850メートル、最大傾斜22度の、変化に富んだコースは1枚バーンだ。タイム計測器も設置されているので、自分の実力を確かめたいならチャレンジしてみてほしい。
また、ゲレンデ内には入園料無料、遊具レンタル無料の「ユキノパーク」も設置。雪だるまづくりやソリ遊びなど、子供たちへの配慮も忘れないスキー場だ。
氷ノ山国際スキー場
アクセス：京阪神より車で約2時間
引用：氷ノ山国際スキー場 公式サイト
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ゲレンデ数西日本最多ということは、選択肢が多く用意されているということだ。
アクセスや自分のレベルに応じたスキー場を選べるというのは、大きな魅力であろう。
兵庫県のスキー場で、お気に入りのゲレンデを見つけてほしい。
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