東京より『蔵王温泉スキー場』へ行く場合、東北自動車道村田JCTを経由。山形自動車道山形蔵王ICを降りて国道13号線を使うルートもあるが、山形蔵王ICより西蔵王高原ラインを使う方が便利だ。スキー場自体は、山形蔵王ICよりおよそ17キロの場所にある。
このスキー場は、東北でも最大級の広さを誇こる。蔵王連峰を見渡す絶好のロケーションで、雪質も抜群。きめ細やかなパウダースノーで、バリエーション豊かなゲレンデコースは一日中ウインタースポーツに興じるにはもってこいだ。
リゾート内には、6つのエリアと11のコース、14のゲレンデを含む。リフトは合計36基もあり、この施設がいかに大規模であるかを物語る。
コースの内訳は、初級コース40%/中級コース40%/上級コース20%となっており、最大滑走距離は驚きの10キロ。最大傾斜は38度と、他のゲレンデではなかなか味わえないスリルのある滑走が体験できる。
ちなみに、この38度の傾斜に挑戦できるのは「横倉ゲレンデ」内にある通称“横倉のカベ”だ。蔵王温泉スキー場イチの難所として知られており、300メートルの間ひたすら30度以上の傾斜が続く。一度転ぶと下まで止まらないという上級者用のコースなので、初級から中級者は迂回するのが無難だろう。
また、蔵王温泉スキー場では、ナイターゲレンデで一度は滑っておきたい。夜間になると、樹氷のライトアップが行われ、幻想的な雰囲気が漂う中で滑ることができるのもこのゲレンデならではの特徴だ。