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【世界限定10台】ランボルギーニからカスタマイズ可能なアヴェンタドール SVJ ロードスター ザゴーエディションが発表

ランボルギーニは、2020年7月20日、VW傘下であるランボルギーニが新型である、アヴェンタドール SVJ ロードスター ザゴーエディションを世界に向けて初披露した。限定10台で生産されるというこのモデルは、その希少性もさることながら、フラッグシップ・アヴェンタドールに相応しい動力性能を持ち合わせた1台である。

無限の組み合わせと、キーワードの「六角形」

昨今の新型コロナ情勢を鑑みて、デジタルワールドプレミアされたこのモデルは、先だって登場していたアヴェンタドール SVJをベースとして開発されている。このプレミアムなモデルは、世界の幸運なわずか10名のためだけに作られる。ベースモデルとなったアヴェンタドール SVJでも生産台数は800台。多少なりとも、その幸運にあやかりたくなる。

ベースモデルとの1番大きな違いは、ランボルギーニが用意したパーソナライゼーションプログラムを利用して、顧客がアヴェンタドール SVJ ロードスター ザゴーエディションに個性的な思い通りのカスタマイズを行えることだろう。

カスタマイズの組み合わせは、まさに無限だ。ボディカラーや使用するマテリアル、ハンドメイドによるシートの刺繍、ロゴなど、多くの部分でオーナーは高い品質を追求することが可能だ。ここでは、伝統的な技術を持つイタリアの職人やセミアリニン仕上げのレザー、カーボンを用い新たな素材・フォージドコンポジッドもチョイスすることができるのだ。

つまり、10台のアヴェンタドール SVJ ロードスター ザゴーエディションは、そのすべてがそれぞれ異なる個性を持って登場することになるが、デザインに1つのモチーフとして六角形(ヘキサゴニータ)が採用されている。

この六角形は、自然界に存在する六角形パターンの構造的な強さにインスピレーションを受けたものだ。アヴェンタドール SVJ ロードスター ザゴーエディションのエクステリアとインテリアのさまざまな部分に、六角形パターンが与えられている。

自然界に存在する六角形のパターンといえば、何を想像するだろうか。雪の結晶や蜘蛛の巣、福井県にある景観の名所・東尋坊の壮大な岩肌も規則的な六角形の岩が多い。ハニカム構造とも呼ばれるこの形状は、自然界の力強さを最も端的に表現したものである。

そんなアヴェンタドール SVJ ロードスター ザゴーエディションのエクステリア製作時間は、なんと120時間にも及ぶ。専用のコントラストカラーを身にまとい、ボディ各部に六角形のシルバーエフェクトがあしらわれる。さらに、ホイールにはグロスブラック仕上げの「Nireo」と呼ばれる専用のホイールが装着された。

また、インテリアはエクステリアの製作時間には及ばないものの、およそ80時間を掛けて仕上げられることになる。スペシャルなコントラストカラーリングと、特徴的なヘキサゴニータ・シートパターンを採用。アヴェンタドール SVJの”ロードスター ザゴーエディション”であることを示す、シリアルナンバープレートも与えられる。

世界に10台のランボルギーニ

引き継いだオーバースペックは健在

ランボルギーニの新型といえば、気になるのは動力性能だが、アヴェンタドール SVJ ロードスター ザゴーエディションにも期待を裏切らないハイスペックなパワートレーンが搭載される。

ミドシップレイアウトで搭載されるのは最高出力770hp、最大トルク73.4kgmを発生させる6.5L V型12気筒エンジンだ。これに、7速のインディペンデント・シフティング・ロッドトランスミッションを組み合わせる。

フロント/リアのアクスル間で、走行状況に応じて適切にトルクを配分する4WDを採用。0-100km/h加速は2.9秒。最高時速は350km/h以上と発表されている。このハイスペックぶりを単なる暴れ牛にしないため、アヴェンタドール SVJ ロードスター ザゴーエディションには最新のALA 2.0が採用された。

特許技術であるこのシステムで、状況に併せてエアロダイナミクスを変化させ、強力なダウンフォースを得る。フロントに装着されるリップスポイラーとエンジンフードに装備されるアクティブフラップを電動で開閉させて、フロントからリアにかけての空気の流れを自在に操る。

* * *

他にも、新たなステアリング操作システムや磁性の流体プッシュロッド式サスペンションなど、多くのメカニズムを搭載するアヴェンタドール SVJ ロードスター ザゴーエディションであるが、恐らくランボルギーニが好き!という人でそういった小難しい部分を気にする人は少ないだろう。

重要なのは、2011年にランボルギーニのフラッグシップとして誕生したアヴェンタドールに、新型が登場したという事実だ。

アヴェンタドール SVJ ロードスター ザゴーエディションの「SVJ」とは、“スーパー・ヴェローチェ・イオタ”の略称だ。イオタといえば、ランボルギーニにとっても特別な名前。ならばアヴェンタドール SVJ ロードスター ザゴーエディションもまた、特別なモデルである。

世界で800台のベースに、好きなカスタマイズを施した限定10台。アヴェンタドール SVJ ロードスター ザゴーエディションは、あまりにも贅沢な1台だ。

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