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スバルの歴史を支えてきたステーションワゴンの代表格

1989年に登場以来、現在まで7代目に渡ってシリーズ展開を遂げる「スバル レガシィ」は、セダンやワゴン、ステーションワゴン、SUVなど、多彩なフルモデルチェンジを重ね続ける一台である。今回は、レガシィの登場から現行モデルに至るまでの変化の歴史について、詳しく迫ってみよう。

ステーションワゴンの代名詞として昭和を彩ったスバル・レガシィ

1989年に誕生後、スバルを代表するモデルとして今もなお君臨するのが「レガシィ」だ。これまで、6代に及ぶフルモデルチェンジを遂げており、2020年には新型となる7代目の販売も検討されている。

過去には、走りのイメージを強調するために10万km連続走行の世界記録に挑戦し、223.345km/hの世界記録を導き出した経歴を持つ。こうした偉業から技術イメージが向上、同時にステーションワゴンへの人気に火がついたことで、スバルを代表する人気車種となった。

6代目にあたる現行モデルのパフォーマンスでは、エンジンはFB25型:2,498cc 水平対向4気筒DOHCを搭載、最高出力129kW (175PS)/5800rpm、最大トルク235N・m (24.0kgf・m)/4000rpmを発揮する。ボディサイズは、全長4800mm×全幅1840mm×全高1500mmとなり、先代モデルよりもさらに大型化されている。豪快な走りをみせるスポーツセダンではなく、安全性と快適性に焦点を置いたフラグシップセダンとしての表情を確立している。

デザインは、スポーティーでありながらも、艶やかで上質な一面を決して忘れないことをコンセプトに仕上げられている。高い質感を誇るブラックがスポーツマインドを向上させる一方、室内のシートはウルトラスエードとブルーステッチで仕立てることにより、品質へのこだわりも見せている。

ボディカラーは、クリスタルホワイト・パール、アイスシルバー・メタリック、ダークブルー・パール、クリムゾンレッド・パール、マグネタイトグレー・メタリック、クリスタルブラック・シリカといった全6種類を展開している。どのカラーも光沢感溢れる艶めきがあり、より上質な印象を与えること間違いないだろう。

6世代に渡る変幻自在のフルモデルチェンジ

先述したように、レガシィは1989年に登場以来、6世代にわたって歴史を築き上げている。その筆頭となるのがスバル「レオーネ」の後継として誕生した、「BC/BF」系だ。新型4ドアセダンとステーションワゴンの2種類が展開されており、ワゴンブームの火付け役にもなっている。昭和時代を彩ったモデルと言っても過言ではないだろう。

続いて、フルモデルチェンジを遂げて登場したのが2代目の「BD/BG系」だ。国産2クラスで、はじめて280馬力に到達した一台でもある。先代モデルからの基本的なコンセプトが受け継がれる一方、ボディ剛性、居住性、動力性能などを向上することで、より洗練されたクルマへと生まれ変わった。

3代目の「BE/BH系」は、レガシィ史上2度目のフルモデルチェンジを遂げている。シリーズ初となる6気筒エンジンを搭載したほか、ポルシェがデザインを手掛ける「ブリッツェン」が限定車としてランナップに加わっている。グレードもシンプルな構成へと生まれ変わることで、スポーティーな一面をさらに強調したモデルとなった。

そして、「4代目 BL/BP系」は、ボディサイズを拡大して3ナンバー規格へと変貌を遂げる。その結果、低重心化計画により操縦安定性が向上し、空力特性の改善にも成功した。また、100kgに及ぶ軽量化に成功したことから、 1998〜1999RJCカー・オブ・ザ・イヤーを獲得している。ボディタイプは、4ドアセダンとステーションワゴンの2種類が展開された。

2009年、6年ぶり4度目のフルモデルチェンジを遂げて登場したのが、5代目「BM/BR系」だ。アメリカ市場を意識して開発されたため、さらなる大型化を遂げた。伝統でもあったサッシュレスドアをやめ、プレスドアへと変更。さらに、電動パーキングブレーキを採用するなど、スバル初の試みが詰め込まれた1台だ。

2014年登場の6代目「BN/BS系」は、先代からのキープコンセプトを謳うものの、レガシィを代表とするツーリングワゴンは採用されず、ラインナップはセダンのB4と、クロスオーバーSUVのアウトバックの2種類となっている。2014年の発表当時、米国メーカーによるセダンベースのワゴン車が皆無であったことから、人気低迷を受けた結果の選択だと考えれるだろう。居住空間や荷室も広くなったことで、より実用的なクルマとして生まれ変わった。

その後、2019年に北米市場において、7代目の新型レガシィB4とアウトバックが発売された。日本市場では2020年に発売されると予想されていたが、未だ正式なアナウンスはない。

進化をやめないカメレオン

数々のフルモデルチェンジを遂げ、まるでカメレオンのごとく、時代ごとにさまざまなキャラクター性を見せてくれたスバル・レガシィ。現行モデルからはSUV思考が強くなったものの、昭和時代を彩ったワゴン車の代名詞と言っても過言ではない。新型の登場は未定だが、今後も時代の変化ととも変貌し続けるその姿に期待をしたい。

スバル レガシィ

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