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【トヨタ シエナ】挑戦が光る。米国ヒット作のミニバン

エスティマの後継として、1997年に誕生したのがトヨタ「シエナ」だ。北米で製造・販売されているミニバンとして、日本国内にも並行輸入されている。現在は日本での取扱はないものの、並行輸入という形を取りながら一定の所有者が増えている輸入車の一つだ。今回は、そんなシエナについて、詳しく紹介していこう。

米国仕様の圧倒的ボディが自慢

2019年に販売終了となったエスティマの後継として誕生したのが、今回紹介する「シエナ」だ。初代モデルは1997年に登場し、米国市場に向けたミニバンとして年間40万台を売り上げる人気を誇るクルマとなった。

その背景には、トヨタの米国市場に対する挑戦が大きく関係している。これまで北米でのトヨタは、カムリやカローラといった中・小型乗用車、ハイラックスをはじめとする小型ピックアップトラックなどの印象を残していた。しかし、1990年代に突入すると、米国市場ではSUV、ミニバン、ピックアップトラックといったモデルに注目が集まった。こうした市場の流れに向け、新たなる新商品の開発を行い、本格的な参入に成功。その成功例の一つとして、シエナもあげられるだろう。

初代モデルのボディサイズは、全長4839mm×全幅1864mm×全高1709mm。稼働方式はFF式を採用し、最高出力197PS/5,200rpm、最大トルク29kgm/4,400rpmを発揮する。また、エンジンはV型6気筒DOHC24バルブを採用したほか、プラットフォームはトヨタ「カムリ」と共用している。

シエナの現行モデルは3代目にあたり、2018年にはパッケージを大幅に変更している。これまでフロントバンパーにあった開口部は、カムリ同様に大型化。また、フィグライトの構造は近年のトヨタで共通する縦型に変更された。

インテリアデザインは、機能性を意識しながらもモダンな構造に仕上がっている。ドライバー重視のセンサーコンソールを採用することで、あらゆる的確な操作が可能に。また、前席と2列目の後部座席には、それぞれルーフが設置されているため、開放感あふれる住居性を実現した。

どこまで大きくなる?4世代に渡る進化の過程

先述した初代モデルのほかにも、シエナは4世代にわたるモデルチェンジを繰り返している。

まず、2代目は2003年に行なわれたデトロイトモーターショーで発表されたモデルだ。先代デルのボディサイズから全長241mmのサイズアップをはかり、さらに存在感のあるミニバンとして生まれ変わった。後の2006年には、エアバックのチェンジやエンジンの一新など、マイナーチェンジを遂げている。

現行モデルとなる3代目は2010年に登場し、2011年にはアメリカから韓国へも輸入された。ボディサイズはさらに拡大化され、全長5085mmx全幅1986mmx全高1750mmを誇る。搭載エンジンは、2代目の「2GR-FE型」を継承している。排気量2.7L直列4気筒DOHC16を積んだモデルも同時に販売されるが2017年に廃止されており、2GR-FKS型の3.5Lへと変更された。

そして、2020年5月に北米市場で、新型モデルとなる「4代目シエナ」が発表された。幅広いライフスタイルに合わせた活動をサポートできるモデルとして、生まれ変わっている。そのプラットフォームには、SUVのハリアーやRAV4、セダンのカムリやアバロンなど、さまざまなモデルを採用。日本を象徴する新幹線からインスピレーションを受けたというフロントデザインは、滑らかなフォルムでスピーディーな印象を与えている。

やっぱり定番カラー?それとも挑戦的に挑む?

2010年に発表された現行モデルのカラーパレットは、計10色を展開。セレスティアシルバーメタリック、スーパーホワイト、ミッドナイトブラックメタリック、プレドローグレーマイカ、あるさレッドパール、アルミジェイドメタリック、トーストウォルナットパール、パリジャンナイトパール、うリザードパール、など定番色からビビットなカラーまで幅広く用意されている。

実際に、国内の並行輸入では、ブラック・ホワイト・ガンメタリックシルバーなど、定番色への需要が高い。稀に、シルバーを所有するオーナーもいるが、全体数でいうと非常に少ない。

しかし、こうした定番色のほかに、アクセントカラーとなるビビットな配色を楽しんでみるのもおすすめだ。普段は、なかなか手に出すことができない配色も、これを機に目を向けてみののはどうだろうか。自分だけのオリジナルカラーを見つけることで、クルマへのパーソナライズを見いだせる第一歩になるだろう。

まとめ

アメリカで絶大な人気を誇るミニバンとしてしられる「シエナ」。国内でも、並行輸入により特定のユーザーから指示を集めているようだ。4世代に及ぶ進化の過程では、ボディサイズの拡大化も進み、より圧倒的な姿を強調する。国内ユーザーにとってはやや大きいと感じるものの、欧米での需要は高まる一方だろう。

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