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車で行きたい、岡山の旅館

本州の南部に位置し、1700年に成立した後楽園や黒い見た目から烏城とも呼ばれる岡山城など豊かな観光資源に恵まれる岡山県。そんな岡山観光に欠かせないのが、旅の疲れを癒してくれる宿。今回は、岡山県にある車で行きたい、憧れの旅館を紹介する。

旅館くらしき

山陽自動車道倉敷ICより、車でおよそ20分。もしくは、瀬戸中央自動車道早島ICより、車で20分の場所にある『旅館くらしき』。

遡ること江戸時代には、天領として発展した背景を持つ倉敷は、運河に沿うように白壁やなまこ壁の蔵が軒を連ねる倉敷美観地区。岡山県内を代表する観光スポットとなっているこの場所で、ひっそりと景観に溶け込む老舗の宿だ。

客室はわずか8室のみ。築160年を数える元砂糖問屋だった建物をリニューアルし、当時そのままの形を残す大きな梁や蔵造りが見どころの「乾の間」や倉敷橋に掛かる中橋が間近に迫る「ゆの間」。

さらに、およそ260年前の米蔵を改築し、20世紀を代表する世界的巨匠・棟方志功や文豪・司馬遼太郎も愛したと伝えられる「巽の間」など、眺望も美しいばかりか、どこか屋根裏部屋にいるようなワクワク感にも溢れる趣ある部屋を揃えている。

また、宿泊客だけでなく日帰りでも食事が可能。1日50食限定、ミニ懐石風の「四季の散歩道御膳」を始め、完全予約制で料理長自ら厳選した四季の食材をふんだんに用いる「旅館くらしき御膳」を館内のレストランでゆっくりと味わえる。

旅館くらしき

アクセス:山陽自動車道倉敷ICより、車でおよそ20分
引用: 旅館くらしき 公式サイト

季譜の里

中国自動車道美作ICより、車でおよそ10分。『季譜の里』は開湯以来、美肌の湯として1200年にも及ぶ歴史ある湯郷温泉を堪能できる温泉旅館だ。

最大の自慢である温泉は、世界でも3つしかない窒素ガスを含んだ微弱なアルカリ性のNaCa塩化物泉。窒素ガスの小さな気泡が体に付着することで身体が冷えにくく、低温の湯で長湯ができる。その効能は、切り傷や擦り傷くらいならば、2度も浸かれば跡形もなく治癒してしまうほどだという。

古来より湯治の湯として親しまれてきたこの湯を、1日に2回や3回と入浴する滞在客も少なくない。石畳の露天風呂や大きなガラス張りの開放感と、庭園の眺めが美しい庭園浴場。自分だけの時間で、温泉を独り占めできる貸し切り露天など、温泉三昧のための宿といっても過言ではないかもしれない。

そんな季譜の里に、2021年3月新たにスイートルームが1室加わっている。広々とした11.5畳のたたみリビングに11畳のベッドルームを備え、専用の客室露天風呂を設置した。宿の最上階である4階より見渡す山間の景色は、この部屋だからこそ許された贅沢である。

また、料理は瀬戸内海と日本海の中間である立地を生かした自然の恵みで彩る。毎朝各地の漁港より運ばれてくる海産物と、山里の旬。旅のスタイルに応じた食事処を用意してくれるのも嬉しい。

季譜の里

アクセス:中国自動車道美作ICより、車でおよそ10分
引用:季譜の里 公式サイト

名泉鍵湯 奥津荘

中国自動車道院庄ICより、車でおよそ30分の場所に建つのが『名泉鍵湯 奥津荘』だ。岡山県の苫田郡鏡野町、奥津温泉といえば湯郷・湯原温泉と共に美作三湯と呼ばれる名湯中の名湯。岡山県の東部を流れる吉井川に掛かる奥津橋周辺に、昔ながらの温泉街が形成されている。

この奥津荘は、当時の津山藩主が独占したという鍵湯を楽しめる温泉旅館だ。創業90年を数え、登録有形文化財にも指定されている伝統的な木造建築の中には、第29代内閣総理大臣であった犬養毅や棟方志功の足跡も刻まれている。

自慢の奥津温泉といえば、美人の湯としても知られており、鍵湯と呼ばれるようになったのは津山藩主・森忠正公がこの湯に惚れ込んで森家専用の浴場として一般の立ち入りを禁じたことに由来している。

過去の名士をも虜にした名湯は、源泉が足元から湧出している奇跡の湯だ。その量は毎分247Lという豊富さで、直接足元から湧きだすことによる一切の酸化もない純粋な温泉が楽しめる。

源泉かけ流しという概念すら存在しない、「源泉にそのまま浸かる」というここでしかできない体験に酔いしれよう。

名泉鍵湯 奥津荘

アクセス:中国自動車道院庄ICより、車でおよそ30分
引用:名泉鍵湯 奥津荘 公式サイト

* * *

倉敷の美しい景観に溶け込む宿を始めとして、開湯1200年を数える名湯を堪能できる旅館など、一度は泊まってみたい憧れの旅館が集まる岡山県。岡山観光の際は、憧れの宿でゆったりとした休日を過ごしてほしい。

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