北陸自動車道金沢西ICより、車でおよそ30分。『匠の懐石さかえや』は、ミシュランガイド富山石川版2016で施設部門「最上級の快適」を受賞したこともある、金沢エリアでも屈指のホスピタリティを誇る宿である。
古来より金沢の奥座敷として親しまれてきた湯涌温泉で、自然が育んだ繊細な美食をゆっくりと堪能できる。
客室はわずか7室のみ。露天風呂付メゾネット・2部屋タイプ・1部屋タイプの3タイプが用意されており、それぞれに趣が異なる。
中でも露天風呂付メゾネットは、氷室小屋をイメージしてデザインされた部屋。この氷室小屋とは、江戸時代に加賀藩主が冬に貯めた雪を将軍に献上していたことにちなんで、現在でも湯涌温泉街で行われる雪詰めのために用いる部屋のこと。
モダンかつ上質。そこに遊び心を加えたデザインの室内には、女将のさりげないおもてなしが細部に感じられる。気品ある和の室内や露天風呂から、湯涌の山並みを眺めながら安息のひと時を過ごそう。
また、旬の食材にこだわった料理は、期間限定のものが多い。例えば、春の味覚・鮎の塩焼きや鯛を使ったメニューに、山菜料理。北陸の冬の味覚の王様であるズワイガニなど、その瞬間に美味しいものをふんだんに味わえる。安全にもこだわった極上の会席を、忘れられない旅の思い出に。