東京方面より、東名高速道路厚木ICから小田原厚木道路を経由。真鶴道路・熱海ビーチラインを走って熱海市内へ。国道135号線をおよそ5分ほど走ると見えてくる『古屋旅館』は、1806年に創業した多くの旅館が軒を連ねる熱海で最も歴史ある旅館だ。
客室は、趣の異なる全8部屋。全室で15畳以上の広さを誇るゆとりある空間で、創業200年以上にも渡って培われてきた伝統のおもてなしを受けることができる。さらに、部屋には熱海七湯にも数えられる名湯・清左衛門の湯を引く。独立配管、100%源泉かけ流しの温泉が、プライベート空間で堪能できるのだ。
この清左衛門の湯は、もちろん大浴場にも引かれている。御影石や伊豆石、古代ヒノキを用いた浴槽に張られるお湯は、毎日入れ替えられ400年間に渡って滔々と湧き続ける歴史あるお湯を最高の状態で楽しめる。
古屋旅館で味わえる食事は、オリジナルの京風懐石だ。全国から厳選した旬の食材を、料理人が丹精込めて匠の技で仕上げた。創業当時から変わらない部屋食で提供されるので、繊細な懐石料理をゆっくりと味わえる。
食事をワンランクアップさせるのが、さまざまな一品料理の数々だ。伊豆熱海近海で水揚げされた魚介類は、流通量が限られた貴重なものばかり。地魚の盛り合わせや800グラム~という大きな金目鯛の煮付けは、ここでしか味わえない絶品だ。