沖縄もエリアによってさまざまな初日の出スポットがあり、年末年始も他の県に比べ暖かく過ごしやすいため、旅行に行く人も多いだろう。海に囲まれている沖縄だからこそ、ホテルの部屋から初日の出を拝むこともできたりといつもと違う元旦の過ごし方ができるだろう。
そんな初日の出が拝める、沖縄のおすすめスポットやホテルを紹介しよう。
なぜ初日の出見にいくの…?
昔から初物は縁起が良いと言われており、初夢、初物、初日の出などある。
初日の出は、1月1日(元旦)の日の出のことであり、日本では1年で最初の夜明けで『めでたい』『縁起が良い』とされ初日の出参りを行う人が多い。
初日の出は日本古来からのいわれで、“四方拝”という天皇の元旦の儀式が始まりで、それが庶民の間に現在の形で広まり、“初日の出を拝む”という習慣になった。
四方拝とは、毎年1月1日(元日)の早朝、年始を祝うものであり、宮中・神嘉殿の南庭で天皇が天地四方の神祇を拝する儀式であり、全国に広がったのは明治以降とされていて、非常に歴史深いものだ。
辺戸岬(沖縄県国頭郡)
辺戸岬は沖縄本島最北端にあり、東シナ海の荒波が打ち寄せしぶきが崖の上まであがってくるほど。雄大な景色が楽しめ、天気がよければ遠くに、鹿児島県与論島を望むことができる。星空が綺麗に見えることでも有名な場所だが、初日の出が拝める場所として元旦にはたくさんの見物客が訪れる。駐車場は70台分無料で解放されている。
【所在地】沖縄県国頭郡国頭村辺戸
中城モールビーチ(沖縄県中頭郡)
中城モールビーチは、知る人ぞ知るビーチで観光客よりは地元の人が多い。
ビーチには謎の人魚のオブジェがあり、初日の出に照らされ美しい。
近くには沖縄成田山福泉寺もあるため、初詣と初日の出をセットで楽しむことができるので、人気の日の出スポットとなっている。
【所在地】沖縄県中頭郡中城村久場 中頭
座喜味城跡(沖縄県読谷村)
2000年12月に村民待望の“琉球王国のグスク及び関連遺産群”の資産のひとつとして世界遺産に登録された座間味城跡は観光スポットとしても有名だが、高台にあり初日の出が拝める場所としても有名だ。
【所在地】沖縄県中頭郡読谷村字座喜味708番地6
露天風呂から日の出が見られるホテル 百名伽藍(沖縄県南城市)
海と山に挟まれた岬の先端に『百名伽藍』はあり、全室オーシャンフロントだ。220度に広がる開放的な海の景色から、初日の出を拝むことができる。客室は4種類と別館が1種類。露天風呂のついている屋上にある離れ部屋は、宿泊者なら無料で利用できる。どの部屋もスイートとなっており、ゆったりとした沖縄ライフを楽しむことができる。ホテルの部屋から初日の出という贅沢な時間を過ごすことができるだろう。
【所在地】沖縄県南城市玉城字百名山下原 1299-1
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いくつか紹介したが、沖縄にもまだまだ初日の出を拝めるスポットは多い。地元民しか知らない場所もあるので、穴場を見つけに行くのも良いだろう。旅行で行く人はくれぐれも感染や密に気をつけてほしい。
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