『函館七飯スノーパーク』までは、函館より車でおよそ50分。最長滑走距離4,000メートルを誇るロングライディングが楽しめるゲレンデには、合わせて8つのコースを備えている。6人乗りの3,319メートルに渡るゴンドラはおよそ15分ほどで標高960メートルに到達。長さだけなら、日本でも最長クラスだ。
圧雪車によるコースの整備は元より、地形を活かしたコースアレンジと北海道のスキー場ならではのパウダースノーが味わえる。
人気の高い中級者向けの「チャレンジコース」の横には白樺が立ち並び、眼前には純白の雪化粧を施した駒ケ岳が見える。山麓には大小の沼も広がる、絶好のロケーションである。このコースの最大斜度は26度。初級者にはかなりの難コースであるため無理は禁物だ。
高速リフトに乗り込んで向かうゴンドラ山頂駅から更に昇ったゲレンデの頂上部では、美しい樹氷も。極寒の自然が生み出す美しい風景は、一度は見ておきたい。
また、なだらかな斜面を滑り降りながら羊蹄山や昭和新山、室蘭市街地まで見渡せる「からまつコース」も眺望に恵まれたコースだ。樹氷の間を抜けながら、目の前に迫る駒ケ岳は迫力も抜群である。
気になるゲレ飯は、本格的な中華の定食を味わえる第1ペアリフト付近の「レストラン駒」と、ゴンドラ乗り場の向かいにあるラーメン、カレー、うどんといった軽食を提供する「山麓Cafe」。さらに、山頂の「PEAK CAFE」では、絶景を見ながら食事ができる。