CAR

【メルセデス・ベンツ 新型E63 AMG】同時にエステートもアップグレード

メルセデスが、Eクラスのハイパフォーマンスモデル「AMG E63 エステート」の改良を発表した。AMGのエステートといえば、ステーションワゴンとしては世界最速のパフォーマンスを発揮する恐るべきモデルだ。今回は、そんなハイパフォーマンスワゴンであるE63 AMG エステートのアップデート内容に追っていく。

パワートレインに変更はなし

欧州では「エステート」と呼ばれるこのワゴンが、メルセデスの商品として初めてカタログに掲載されたのは、1977年のS123だった。

デビュー当初は、今のように「S」ではなく「T」の文字を与えられていたこのモデルは、通常のサルーンを大きく超える積載能力と日本国内でも取り回しの良いサイズ感で、販売より瞬く間にEクラスを語るうえでは外せないモデルの座を獲得することになった。

現行モデルは、W213型と呼ばれる5代目だ。今回の改良では、パワートレインは従来のユニットが継続して採用されている。とはいえ、そのスペックには目を見張るものがあるだろう。

4.0L V型8気筒のガソリンツインターボエンジンは、通常モデルでは最高出力570PS、最大トルク76.5kgmを発揮。上級グレードとなるE63 Sでは最高出力612PS、最大トルク86.7kg-mを叩き出す。このモンスターユニットに、9速のスポーツATであるAMGスピードシフトMCTが組み合わせられる。

さらに、AMGダイナミックセレクトの採用により、ドライブプログラム、AWDシステム、ESPスタビリティコントロールシステムをチューン。レースモードとドリフト機能をパッケージした、AMGダイナミックプラスパッケージをE63 Sの標準装備として初めて採用し、E63にはオプション設定としている。

さまざまな調整が加えられた結果、0-100km/h加速は3.5秒というとてつもない速度を手に入れた。

ベンチマークとしての誇りと自信

Eクラスといえば、世界中のサルーン/ワゴンのベンチマークである。そのため、現行モデルのW213型は「最もインテリジェントなエステート」が開発コンセプトに掲げられた。グローバルスタンダードとなるに相応しいスポーティさとエレガントさを併せ持ち、他を凌駕するパフォーマンスと高いユーティリティを提供するべく生まれたのだ。

ということは、他のAMGモデルはもちろん、通常のラインナップとも明確な違いがなければならない。そこで、新型E63 エステートのフロントフェイスには、12本の縦ルーバーを持つAMG独特のグリルが与えられた。メルセデスであることの証、スリーポインテッドスターを拡大して配置することで威厳と風格を示している。

加えて、ボディデザイン自体もリワークされた。空力のバランスを改善し、高速走行時の安定性を高めるため、空気抵抗が減らされた。さらに、LEDヘッドランプをよりフラットにし、ボンネットフードにはエンジンの在りかを主張するパワードームが刻まれた。

また、フロントアクスルの広いトレッドに対応させるために、ホイールアーチを22mm拡大。リアのブレーキライトもよりフラットな形状へとリデザインされ、フロントバンパーとともにエアロダイナミクスを向上させるリアバンパーを装着した。

さらに、ボディカラーのラインナップもリニューアルされている。本来、メルセデスAMG GTでのみチョイスできたニューペイントも選択可能になった。

一歩進んだ先進性。メルセデスの本気ぶり

インテリアも、エクステリア同様に様々なアップデートが実施された。

具体的には、最新版のMBUXやデジタルインストゥルメントディスプレイを搭載。ハプティックフィードバックコントロールを備える、ツインスポークAMGパフォーマンスステアリングホイールを採用した。

このステアリングには、先進安全装備の一つとしてハンズオンセンサーが内蔵されている。ドライバーが長時間にわたってハンドルから手を離した状態であることを検知すると、警告を発し、その状態が長く続くと緊急ブレーキアシストまで作動させてくれる高度なセンサーだ。さらに、手元でシフトチェンジを可能にするアルミニウムパドルシフターを搭載。直感的で、スポーティな走りを自由に楽しむことができるだろう。

シートもAMGならではのものだ。スポーツシートには、耐久性の高いなめし加工を施したナッパレザーを採用。最上級のプレミアムさを提供する。

* * *

高級スポーツカーと呼ばれているモデルと並走できるワゴンなど、他のメーカーには存在しないだろう。E63 AMG エステートは、恐るべき一台だ。ワゴンだからと言って甘く見るな、とメルセデスが言ってるようにも思えてくる。

関連記事

  1. 【日産 リーフ NISMO】マイナーチェンジ
  2. ランボルギーニ ウラカンEVOにフルオカプセルを追加 大胆なカラ…
  3. 【CG】 普通の「M」では物足りないアナタへ。BMW M5コンペ…
  4. バブル景気前夜、ハイソカーブームの主役はX70系・5代目「トヨタ…
  5. 日本のサーキット変遷史Vo.6~ツインリンクもてぎ編~
  6. 【フォード マスタング・マッハE】新型EV「マッハ」の名前が与え…
  7. 「Prologue」PRINCE前史…中島飛行機と立…
  8. 【BMW 545e xDrive】5シリーズにプラグインハブリッ…
  1. シントトロイデン 2021-2022シーズン ユニフォーム

おすすめ記事

  1. シントトロイデン 2021-2022シーズン ユニフォーム

Category



PAGE TOP