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【ランドローバー ディフェンダー】史上最高のSUVとして生まれ変わったニューディフェンダー登場!

2020年6月17日、ジャガー・ランドローバー・ジャパンから新型ディフェンダーが発表された。コロナ禍の影響により、オンライン配信を通じて、新モデルの全貌が明らかとなったのだ。先代のディフェンダーからどんな進化を遂げたのだろうか。じっくりと解説していこう。

SUVの新しいアイコンとしての幕を開ける!

2020年6月17日、オンライン配信を通して、最新のディフェンダーが公開された。すでに、2019年のラグビーワルドカップの決勝戦にて、リーチ・マイケル選手がこちらに乗車して会場入りしたことにより、国内でも多くの話題を集めている。

新型ディフェンダーは、先代のパイオニア精神を継承する中、時代に見合った最先端技術を搭載することで、新たなSUVとしてのアイコンを確立。これまでの伝統を受け継ぎながら、過去の歴史にとらわれることのない斬新な一面を魅せつける一台へと仕上がった。

その変貌ぶりは、剛性の高い軽量アルミニウムコック構造を搭載することで、あらゆる過酷な地形環境や渡河走行を実現。また、オフロードだけでなく、オンロードでも十分に活躍できるスペックを発揮。優れた安全性、積載能力、効率性など、すべてを兼ね備えている。

今回、2種類のタイプが用意されており、それぞれ「ディフェンダー90」「ディフェンダー110」のラインナップになっている。

また、オプションやアクセサリーの選択肢は、ランドローバー史上最も豊富なバリエーションを展開しており、自分だけの特別な愛車をつくりあげることも可能だ。新型ディフェンダーは、ユーザーのパーソナライズ性に寄り添って誕生した一台と言っても、過言ではないだろう。

かっこいいだけじゃない?可愛らしい一面を見せるギャップが幅広いユーザーの心をわしづかみ!

新型ディフェンダーは、2020年という時代に合わせて、現代的な構造に力を入れている。車体剛性は、競合車の10倍以上のレベルに引き上げられている。

エクステリアデザインは、迫力がある中に、かわいらしい一面持ったギャップが大きな特徴だろう。過去のモデルと比べて、最も短いオーバーハングを持ち、最も高い位置にエアインテークを設置することで、渡河走行でもより長い距離を走れるようになった。また、モノコック構造により、従来のモデルに比べて非常に安全性も高くなっている。

フロントデザインは、水平・垂直ラインを意識したことで、全体を通してバランスの良いモデルへと仕上がった。リア部分は、機能性を重視したデザインになっており、タイヤを背負わせることで、交換時に中のものを動かす必要もないだろう。サイドは、フロントと同様に水平ラインが強調されている。また、先代モデルをオマージュした小さな小窓のアルパインライトを搭載。車外の光を取り込めるほか、車外からは走行時の山々などを楽しむことができる。シグネチャーグラフィックの真ん中を軸に、タイヤを装着することで、遠くから見た時も安定感のあるデザインになっている。

アプローチアングル38度、デパーチャーアングル40度、ランプブレークオーバーアングルは90度、モデルが31度、110モデルが28度となっており、オフローダーとしても最高峰のプロポーションを誇る。

インテリアは、最大限のミニマリズムが意識されており、機能性を重視した上で、無駄なものはすべて削ぎ落とされた。そんな、インテリアのコンセプトは、「Less is more(少ないほど、豊かである)」である。耐久性や実用性をもたらしながら、上級思考の人も満足できるデザインとして作り上げられているだろう。

インパネ部分には、DEFENDERと記載されおり、すぐ裏はボディの構造材になっている。この部分を押してもまったく問題ないほど、頑丈なつくりにこだわった。ドア部分には、またしても先代のオマージュとなるボディ色を採用。また、トルクスと呼ばれる六角形の星型が特徴的なネジを打ち込んでおり、機械好きのユーザーには心をくすぐられるデザインであること、間違いないだろう。

場所を選ぶことなく力強い走りを魅せつける最高峰のSUV

新型ディフェンダーは、最新技術を駆使ししたインフォテイメントシステムの「Pivi Pro」を採用。こちらは、ジャガー・ランドローバー最新のものであり、DEFENDERから導入されている。スマホと同じ感覚で操作できるため、スマホの画面をディスプレイに映し出す「AppleCarPlay」、「AndroidAudio」や、音楽を楽しめる「Spotify」、「tunein」、「deezer」、スケジュール管理できる「MicrosoftOffice」、「Google Calendar」、天気予報をチェックできる「AccWeather」など、多彩なアプリが埋め込まれている。また、ワイヤレスでさまざまなデバイスを充電できる機能も充実。

背が高いため、前方が見えにくいほか、オフロード走行で大きな山を超える際は、フロントバンパーが見えなこともあるだろう。そんな時は、「クリアサイトグラウンドビュー」を使うことにより、ボンネットやエンジンが透明になったかのような間隔でハンドル操作できる。車内のリアビューミラーにも「クリアサイトインテリアビュー」が搭載されているので、車体の広報部を映像で確認することが可能。もちろん、好みに合わせて鏡に切り替えることもできる。

さらに、史上最高の走破性を実現するため、新しいボディのプラッフォームは「D7x」を採用。先述の、競合の10倍の剛性を持つスペックを誇る。地面を支えるサスペンションは、オンロードでも十分な力を発揮する「ダブルウィッシュボーン式」と「マルチリンク式」を導入。また、高さ調整可能な電子制御エアサスペンションは、110モデルだと標準装備になる。オフロード走行時、ローギアにすると約145mm上がり、乗り降りの際に不便だろう。しかし、この高さ調整を利用すれば、約40mm下げることができ、その負担を軽減できる。上下合わせて、20mm程度の車高調整が可能となった。

SUVとしてさらなる進化を遂げた新型ディフェンダーは、アクロ性能も見逃せない。ランドローバー史上初となる「コンフィギュラブル・テレイン・レスポンス機能」を搭載することで、ドライバーの好みに合わせた6種類のモードを展開。オンロード、草・砂利・雪、泥・わだち、砂地、岩場、渡河走行など、どんな場所でも力強い走りを魅せてくれる。また、最大900mmに及ぶ渡河水深性能を発揮することにも成功した。

ハイスペックからは想像できないお手頃価格に注目!また、納車日はいつ頃になるのか?

新型ディフェンダーの価格は、「DEFENDER 90」が499万円〜、「DEFENDER 110」は589万円〜となり、そのスペックに反して非常にお手頃な価格設定となっている。また、導入1年目のためFIRSTEDITION(ファーストエディション)も用意されており、90モデルは739万円110モデルは820万円となっている。

ランドローバー社が、よりすぐりのスペックをキュレートした「キュレーテッドスペック5種類」も合わせて展開されている。90もモデルは、2種類用意されており、価格は542万円〜から販売される。110モデルは、3種類となり、その価格は630万3千円〜だ。こちらは、比較的納車日が早いことも特徴の一つだろう。

2019年11月18日から受注開始されており、翌年3月31日まで受け付けとなる。納車については、2020年秋頃を予定している。

ランドローバーのブランドアンバサダー3人が新型ディフェンダーについて語る

オンライン会議には、新型ディフェンダーのお披露目に向けて、ラグビー日本代表の田村優選手、稲垣啓太選手、女性プロゴルファーの原英莉花選手など、ブランドアンバサダーを務める3人がゲストとして招かれた。オンライン配信の終盤では、各アンバサダーによる新型ディフェンダーの感想や、質問コーナーなどが設けられている。

実際に、どんな感想が寄せられたのだろうか。各ゲストのコメントを確認してみよう。

まず、田村選手は、新しいディフェンダーについて、次のように話す。「アウトドアに向いていると感じます。自分自身、プライベートで釣りや海などを楽しむ機械が多いので、自分にとって最適なクルマです。ディフェンダーで出かけるとすれば、海やバーベキューを楽しみたいです。ペットも一緒に連れて砂浜の散歩を楽しみながら、汚れてもポータブルシャワーを使って綺麗にできるので、いろんな遊びに挑戦したいです」

続いて、原選手は「迫力ある見た目だけど、細部はお洒落な要素も詰まっていて、とても可愛らしい一面を感じました。特に、丸みを帯びたフロントの表情がとてもキュートで、今までにないデザインだと思います。かっこいいかつお洒落なクルマです。実際、ディフェンダーを使って、友達と海に行きたいです。オンロードの安定性を活かしながら、高速道路を走る爽快感を味わい、海の景色を楽しみたいです」と語った。

最後に、稲垣選手は「乗車した際、モニターが長くて大きい点など、まるで飛行機のコックピッドを思わせるようなデザインでした。また、昔ながらの伝統を継承する中で、最新技術がうまく融合している姿は、非常に素晴らしい乗り物だと感じる一面です。ディフェンダーの乗るならば、誰とどこにというよりも、クルマ自身を楽しめるドライブがしたいです。まずは、クルマの良さを理解してから徐々にステップを踏んで、いろんなことに挑戦していきたいと思います。」と感想を述べている。

アウトドア好きの田村選手や、女性の原選手、クルマ好きの稲垣選手など、それぞれの視点から新型ディフェンダーに対する期待の感想が寄せられていた。

オンライン配信によって披露されたランドローバーの新型ディフェンダー。これまで培ってきたプレミアSUVとしての威厳や技術を活かし、さらなる進化を遂げた。2020年を象徴する、最新テクノロジーが随所に搭載されているほか、多彩な走行モードにより、幅広いユーザーの遊びに対応できるモデルだろう。今まで以上に、走りの楽しさを追求できる一台として生まれ変わっていること、間違いない。

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