九州自動車道熊本ICより、車でおよそ1時間。『高千穂 離れの宿 神隠れ』は、旅館 かみの家を前身とする創業80年の老舗旅館だ。
客室は、華鳥風月をモチーフとした4棟に全8室の離れだ。それぞれに趣が異なる和モダンな空間づくりがなされており、客室専用の内湯も設置されている。さらに、部屋の名前は日本の古代色にちなんで名付けられた。日々の暮らしの中に、多彩で独自の色合いを取り入れてきた日本文化のストーリーを秘めている。
和洋室の「赤朽葉」を始め、洋室の「翡翠」に「茜雲」といった具合だ。洋室のベッドには、全室で高級寝具メーカー・シモンズ社製のベッドを採用。柔らかで包み込まれるような眠りを約束してくれる。
また、館内の湯は温泉ではないものの、高千穂峡の玉垂れの滝からくみ上げた御神水を使用している。天然温泉とはまた違った神聖な湯で、ゆっくりと日々の疲れをほぐそう。
提供される食事は、高千穂の素材にこだわった自慢の里山料理。宮崎県が誇るブランド牛である高千穂牛、渓流の女王とも呼ばれる川魚・山女魚、高冷地野菜といった高千穂ならではの食材が並ぶ。里山の自然が育んだ旬の食材を、料理人が1手間も2手間も掛けて、至高の料理に昇華させるのだ。