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【アルファロメオ ステルヴィオヴェローチェ Ti】SUVの2021型を発表 スポーティーグレードを追加

アルファロメオより、コンパクトSUVステルヴィオの2021年型が発表された。新しくヴェローチェ Tiがラインナップに追加。このニューモデルは、ラインナップの中でもトップグレードにあたるクアドリフォリオをインスパイアしているという。

次世代アルファロメオの第2弾

アルファロメオのステルヴィオは、2017年より販売を開始したたブランドの次世代を担うモデルの第2弾だ。日本へ上陸を果たしたのは2018年になってからのことである。

2016年に世界最速の4枚ドア量産セダンの座に輝いたジュリアのアーキテクチャーを引継ぎ、SUVとは思えないほどの加速性能や走行時の安定性を秘めた高性能SUV。

イタリア国内の北部に位置するアルプス山中・ステルヴィオ峠に由来する名前が与えられ、これまではトップグレード クアドリフォリオを含む4グレードでの展開していた。

そして今回発表された2021年型にて、ステルヴィオには新しくヴェローチェ Tiが追加される。グレード名にある“Ti”とは、“Turismo Internazionale”のイニシャルだ。

直訳すると「国際観光」を意味するこのイタリア語は、仕様や装備が最もスポーティなグレードに与えられる。フェラーリ譲りのV6のツインターボを搭載するクアドリフォリオが最高の走行性能を発揮するグレードであるならば、Tiはそれに順ずるスポーティな「スタイル」のグレードといえるだろう。

クアドリフォリオから受け継いだ多くの装備

2021年型ステルヴィオのヴェローチェTiは、初めて21インチのアルミホイールを手に入れたモデルとなった。ステルヴィオはこれまで、最大でも20インチのホイールまでしか利用できなかったが、今回装備される21インチのホイールは、ステルヴィオ クアドリフォリオ専用でもあったデザインのホイールである。

さらに、エクステリアにおいてもクアドリフォリオに用意されていたスキッドプレートと、ボディカラー、ボディキットを装着。リアバンパーは新しくデザインされたものだ。グロスブラックで仕上げられたディフューザーと、マフラーエンドがアクセントである。

優雅さ……というよりは、妖艶さと逞しさが微妙なバランスで共存している。さらに、特別なモデルであることを主張するため、右フロントフェンダー部に“Veloce Ti”のロゴバッチが装着された。

また、インテリアでは高級素材であるアルカンターラを贅沢にあしらい、ブラックで統一されたインテリアとした。これもまた、クアドリフォリオの車内を想起させるデザインとなっており、カーボン「調」ではない本物のカーボンをアクセントとして各部にあしらう。

アルファロメオ ステルヴィオヴェローチェ Ti

最高出力280PSを発揮する直4ターボエンジンを搭載

2021年型ステルヴィオ ヴェローチェ Tiを欲しがるユーザーは、最高出力280PSを発生する2.0Lのターボチャージャー付き直列4気筒ガソリンエンジンか、より効率を重視した最高出力210PSの2.2L 直列4気筒ディーゼルターボエンジンで頭を悩ませることになるだろう。

この2つのエンジンは、それぞれ8速のオートマチックトランスミッションと組み合わせられ、スポーツ4WDの名門であるアルファロメオ伝統の全輪駆動方式「Q4」システムも搭載する。

これにより、アルファロメオ ステルヴィオ ヴェローチェ Tiは、走行状況に応じてフロント/リア車軸に適切なトルク配分を行う。ドライバーの思い描いた線をトレースするように、優雅なハンドリング特製を実現した。

また、元々多くの運転支援技術を搭載していたステルヴィオであるが、2021年型では機能をより向上させたADASを含むレベル2の自動運転技術も採用されている。ドライバーが常に、ステアリングを握っていなければならないなど、まだ使用条件に制限こそあるものの、これまで以上、特に長距離運転においての快適さは計り知れないレベルに達しているという。

アルファロメオ ステルヴィオヴェローチェ Ti

※ ※ ※

今回発表されたアルファロメオのステルヴィオ ヴェローチェTiは、既に欧州で注文受付を開始している。残念ながら日本導入はアナウンスされていないものの、日本仕様が最後にマイナーチェンジを受けたのが2020年8月であるため、導入される確立は少なくはない。希望的観測を言えば、初導入と同じく1年遅れでの登場となるだろうが……。

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