『あさやホテル』は、栃木県日光市で創業130年の老舗ホテルだ。日光市といえば、
江戸幕府初代将軍である徳川家康を祀るために建てられた日光東照宮を始め、歴史的にも大変重要な建造物が多く、年間を通じて国内外から多くの観光客が訪れるスポットである。
また、このホテルが建つ鬼怒川温泉は、鬼怒川沿いにある小規模な温泉街だが、箱根や熱海と並ぶ東京の奥座敷と称されており、年間では200万人以上の宿泊客でにぎわう宿場だ。
鬼怒川温泉に多くの人が詰めかけるのは、そのアクセスの良さも理由の1つだろう。
あさやホテルまでは、主に東北自動車道を使って行くことになる。最寄りのICは今市ICか、矢板ICだ。今市ICを目指す場合は、インターを降りて国道121号線を走ることおよそ25分。矢板ICを降りた場合は、鬼怒川方面へ約45分走ればホテルが見えてくる。
5つ星ホテルに選ばれたあさやホテルのゲストルームは、コンセプトによって2つの棟に分けられている。
落ち着きの上質の「八番館」と華やかさと癒しの「秀峰館」だ。
それぞれにさまざまなバリエーションの客室を備えるが、眺望露天風呂を備える部屋の人気が高い。
特に、秀峰館の最上階眺望風呂付和洋室「雅」は、渓谷側に眺めの良い温泉を引いた特別な和洋室だ。インテリアに、栃木の伝統工芸である鹿沼組子を用いた和の空間は、華やかでありながら癒しも演出している。上品さと優雅さを備えた和洋室で過ごす休日は、贅沢そのものだ。