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【フォード プーマST】クロスオーバーカテゴリでトップを狙えるホットなモデルだ

フォード・モーター・カンパニーは、コンパクトクロスオーバーSUV『プーマ』に、パフォーマンスモデルとなるSTを追加した。STシリーズの4番手となるプーマ STは、28,495ポンド(日本円でおよそ400万円)~となっており、既に販売を開始している。

「ST」に相応しい加速性能を獲得

フォードのプーマSTは、同ブランドのクロスオーバーSUVであるプーマをベースとして、多くの改良を加えたハイパフォーマンスモデルである。フォードのフォーカスハッチバック・フォーカスエステート・フィエスタの「ST」に続く4番目のSTだ。

マイルドハイブリッドを採用した1.0Lの3気筒ガソリンターボエンジンは、フィエスタSTにも搭載されているエンジンと同様の1.5L ターボへと換装された。最高出力は197bhpとなり、ベースモデルのプーマでチョイスできる最もハイパワーなユニットよりも46bhp向上している。

一方トルクはというと、ベースモデルが214lbftなのに対し、STでは236lbftとなった。トルクの大幅な向上により、プーマSTは0-100km/h加速6.7秒という高いパフォーマンスを実現。これは、プーマSTよりも約96kgも軽いフィエスタSTとほぼ同等の加速性能だ。

このオールアルミニウム製エンジンには、6速のマニュアルトランスミッションが組み合わされる。特徴的な形状のターボチャージャーに統合されたエキゾーストマニホールドを備え、ドライバーに加速のタイムラグを感じさせない加速性能と、コーナリング性能を追求するロール制限エンジンマウントを採用している。

プーマSTには、マイルドハイブリッドは採用されていないものの、エンジンシリンダーの休止機構を備え、使わないと判断されたシリンダーをわずか14msで停止する。環境性能の配慮にも隙はないというワケだ。

また、フィエスタSTよりも快適なクルージングを実現するため、静粛性の面でも手が加えられた。プーマSTはフィエスタSTのそれよりも、1デシベルのノイズを低減することに成功しているという。

足回りを徹底強化

コンパクトクロスオーバークラスで頂点に立つために生まれてきたプーマは、ホットクロスオーバーだとフォードに呼ばれている。その「ST」なのだから、運転していて楽しいモデルであることは自明の理だ。

この運転する楽しさを獲得するため、プーマSTにはアンダーステアを極限まで減らし、グリッピングを最適化するためのトルクベクタリングシステムを搭載する。さらに、これらと共に機能するリミテッドスリップデフを採用。

走行性能を向上させるためのアップデートはこれだけでは留まらず、リアの横方向に対しての剛性を向上させる新開発のフォースベクタリングスプリングを装着した。ベースのプーマと比較して、50%も剛性が向上したリアのツイストビーム、ロールバーも新開発のモノが採用された。

走行性能が向上しているのと同時に、停止性能の向上も図られている。フロントディスクブレーキは17%大型化し、安全確保のための配慮もされた。

フォード パフォーマンス部門の自信作

ほかの「ST」シリーズと同様、プーマSTには、パフォーマンスモデルらしい専用の装備がエクステリア/インテリアに装着されている。

フロントには、フォードのパフォーマンス部門が手がけた新たなフロントスプリッターを備え、フロントエンドのダウンフォースをおよそ80%改善することに成功している。加えて、専用グリルによって冷却機能も高めた。

一方リアでは左右出しとなったテールエンドを魅せるデフューザーが追加され、ミシュランのパイロットスポーツ4Sパフォーマンスタイヤを履いた専用デザインの19インチアロイホイールを驕る。このミシュランのタイヤであるが、公道で履きつぶすだけではもったいない性能のタイヤだ。ウェット性能は最高レベルの「a」、サーキット走行すら可能にする優れたドライグリップ力と、コントラストを生み出すベルベット加工によってタイヤすら美しく見えるデザイン性を備えている。

また、プーマSTではルーフ・グリル・サイドトリム・ドアミラー・ルーフスポイラーが標準でグロスブラック仕上となる。ボディカラーには、ベースカラーに加えて専用色のミーングリーンシェードが用意された。

フォード プーマST

※ ※ ※

フォードのコンパクトSUVカテゴリとしては、エコスポーツに続く2番目のモデルとなったプーマ。その完成度の高さから、世界から多くの注目を浴びたモデルであるが、今回新しいSTが登場したことでライバルたちを震え上がらせる存在となった。

シンプルなターボエンジン搭載モデルで、パフォーマンスを追求することをフォードは諦めていないという姿勢が見て取れる。欧州で、プーマSTが大立ち回りを演じてくれることを願わずにはいられない。

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