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【トヨタ ヤリスクロス】独特な色で魅せるコンパクトSUVは、価格以上の価値があるか

トヨタは8月31日、新型コンパクトSUVのヤリスクロスを発売した。近年トヨタはSUV攻勢を進めているが、ラインナップの中ではライズと並んで最もコンパクトなクラスのSUVとなる。

ライズがダイハツからOEM提供を受けて販売していることを考えると、同じコンパクトSUVでもヤリスクロスとライズでは性格が異なると言えるだろう。端的に言えば、ヤリスクロスは欧州市場を主戦場として企画されたのである。

世界的なトレンドとなっているSUVだが、特にコンパクトSUVというカテゴリに関して言えば、欧州市場は再激戦区だ。ランドクルーザーシリーズやRAV4のような比較的大型のSUVは欧州市場でもラインナップしていたトヨタだが、ヤリスクロスの登場で念願のコンパクトSUVを手に入れたのだ。

欧州で評価されるほどの出来栄えなら、当然日本でもじゅうぶんに受け入れられる素地を持っていると言えるだろう。実際に、発売当初から大きな反響を呼んでいるようだ。

すでに世界的に評価の高いコンパクトカーであるヤリスの名前を冠しているものの、ヤリスクロスのデザインはヤリスを完全に踏襲しているわけではない。ヤリス同様、コンパクトカー向けTNGAプラットフォームであるGA-Bを採用しつつ、ヤリスの持つ「凝縮感」に加え、SUVならではの力強さ、存在感を表現したプロポーションとしている。

走行性能についても、「ヤリスのSUV化」と簡単に述べてしまえるものではない。街乗りからレジャーまで幅広く活躍する4WDシステムも採用しているが、さらにガソリン車には、3つのモードから路面状況に応じた走行支援を選択できるマルチテレインセレクトなど、SUVの走りを堪能できる機能を搭載。また、ハイブリッド車には、E-Four(電気式4WDシステム)を設定しています。さらに、ハイブリッド車は、クラス世界トップレベルの低燃費(2WDでWLTCモード30.8km/L)も実現している。

価格は179万8000円から281万5000円と、ヤリスよりやや割高だ。とはいえ、すでにトレンドとなっているコンパクトSUVというカテゴリで、これだけの出来栄えを持っているクルマならはっきり言って売れないわけはないだろう。逆に言えば、売れなければならないのである。

むしろ考えるべきは、ヤリスクロスが売れる売れないではなく、トヨタのほかのラインナップとの兼ね合いだろう。同じコンパクトSUVで見ればライズが競合するし、SUVにこだわらなければヤリスも比較対象になるかもしれない。予算に余裕があれば、RAV4なども視野に入る可能性もある。

ヤリスクロス単体で見れば、そのやや独特なスタイリングやカラーリング、抜群の燃費性能、じゅうぶんな使い勝手など、価格なりの満足度はあるだろう。しかし、比較対象を含めると、ヤリスクロスでなければならいかどうかは検討の余地があると言えるだろう。

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