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【クプラ フォーメンター】VW傘下 新型はブランドを象徴する専用設計モデルだ

フォルクスワーゲン傘下、スペインの自動車メーカーであるセアトより独立したクプラが、ラインナップでは2車種目となるSUV・フォーメンターを2020年9月より開始している。同ブランドには、SUVとしてアテカの存在があるが、このフォーメンターはクプラブランドでも初めての専用設計車種。クプラのブランド力の高まりを感じさせる1台だ。

クプラ初めての専用設計車種

冒頭でも述べたが、クプラはフォルクスワーゲン傘下であるスペイン・セアトが、2018年に立ち上げた高性能モデルに特化したブランドである。当初は、ブランド名ではなくセアトが作ったハイパフォーマンスモデルに過ぎなかったクプラだが、大出世を果たした格好だ。

日本車でいえば、グレード名として車名に与えられるタイプRやS、それ自身がレクサスのように1人立ちしたといえばイメージしやすいだろうか。

さて、クプラブランドが手がけるSUVの2番手として登場したのが、クプラ フォーメンターである。このフォーメンター、クプラにとっては革新的なモデルだ。なぜなら、ブランドとしては初めて専用設計のボディが与えられたモデルだからである。これまで、クプラがラインナップするモデルは、フォルクスワーゲンのモデルをベースとしたモノばかりだった。

しかし、このフォーメンターは違う。クプラが、ブランドとして確立されたことを示している。

クプラ フォーメンター、その名前の由来は、西地中海に浮かぶバレアレス諸島のマヨルカ島、象徴的な灯台が立つキャップ・フォーメンターから取られている。フォーメンターは、クプラがブランドの象徴として送り出す、期待の新型クーペSUVなのだ。

クプラの技術力の高さを示す優雅なクーペスタイル

フォーメンターは、エクステリアデザインこそが本質だ。名前の由来となったキャップ・フォーメンターは、風と波によって岩が削られた自然の景観が美しい。見る者の感情を揺らす岬の岩肌は、躍動感を生み出すサイドブリスターの造形の基礎となった。

ハイパフォーマンスカーらしいアグレッシヴなフロントフェイスは、アテカにも通じる部分があるが、拡大したフロントグリルやシャープさ増したデザインのLEDヘッドランプ、「CUPRA」のバッジすら取り払ったスパルタンな雰囲気は、SUVというよりもエンジンをミドシップに積んだイタリアン・スーパーカーに近い。

ボディカラーはアーバンシルバーやミッドナイトブラックをはじめとして、合計9色。オプションとしてマットペイントを施すことも可能だ。

サイドミラーやフロントスポイラーアンダー、リアディフューザーをブラックに仕上げ、2トーンにしたエクステリア。ハッチバックが持つコンパクトさと、スポーティさをより強調している。

足元には、5つの専用デザインホイールが装着され、サイズは18~19インチを用意した。オプションとして、高性能ブレーキの代名詞であるブレンボブレーキも装備可能。スポークの奥で、屈指の制動力を静かに主張する。

2つのエンジンに加え、高性能モデルの開発も進む

フォーメンターに搭載されるパワートレーンは、PHEVの最高出力310PS/最大トルク400Nmを発生する2.0L TSIガソリンターボと、システム総合245PS/最大トルク400Nmを発揮する1.4LのTSIハイブリッドを用意した。

これらのエンジンに、DSGデュアルクラッチトランスミッションを組み合わせ、パドルシフトの採用によりドライバーが思うがままのドライビングを可能にする。

現在はこの2つのパワートレーンにとどまっているが、フォーメンターはさらに高性能なエンジンを搭載したVZエディションも開発中だという。

このVZエディションに搭載されるのは、アウディが手がける高性能SUV・RS3/RSQ3に搭載される2.5Lの直列5気筒ターボチャージャーエンジンだ。最高出力400PS/最大トルク480Nmを生み出すこのエンジンは、フォーメンターの0-100km/h加速を4.5秒にまで引き上げるという。

もしこのフォーメンター VZエディションが市販化された暁には、クプラ史上最速のSUVが生まれることになる。

※ ※ ※

クプラ初の専用設計モデルとして、高いパフォーマンスと優れたデザイン力を見せるフォーメンター。FCバルセロナのスポンサードや、レオン ハイブリッドのアンサバダーとして俳優のダニエル・ブリュールを起用。フォーメンターのワールドプレミアには、女優のナタリー・エマニュエルとラッパーであるロイルカナーが出演するCMを用いるなど、PR活動もことごとく成功しているクプラ。世界のトップブランドに仲間入りする日も近いかもしれない。

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