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【フェラーリ オモロガータ】往年のレーシングカーをオマージュしたワンオフモデル

フェラーリからスペシャルな1台がまた登場した。それがオモロガータだ。しかし、このスーパーマシンは、欧州に住む顧客のために特別に製作されたワンオフモデルのため、手に入れることはおろか目にする機会もないかもしれない。

フェラーリはかねてから特別な顧客のためにワンオフモデルを製作している。これは単に相応の金額を支払えばよいというものではなく、それまでの購入記録などを含めて、本当の意味で「優良顧客」である必要があるという。

今回登場したオモロガータは、「ホモロゲーション取得済み」という意味を持つ。すなわち、レーシングカーのベースとなる市販車ということだ。

オモロガータは、812スーパーファストをベースとしてはいるが、ボディパーツの中で812スーパーファストから流用されているのはフロントウインドウとヘッドライトのみだという。

搭載されるパワートレインは812スーパーファストと共通だ。フロントミッドシップに搭載される6.5LのV型12気筒NAエンジンを、最大出力は800ps、最大トルクは73.2kg・m、0-100km/h加速は2.9秒、最高速は340km/h以上と、じゅうぶんな性能を持っている。

アルミ製のボディには、専用のレッドカラーである「ロッソマグマ」が彩られている。インテリアはブラックでまとめられているが、シートはレザーとファブリックが組み合わされたエレクトリックブルーのものが備わっている。

そのほか、随所に特別な塗装や仕上げが用意されている。これは往年の名車である250LMや250GTOといった名車をオマージュしているという。

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