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新型レヴォーグの先行予約が開始!生まれ変わったスバルのスポーツツアラーは「買い」か?

フルモデルチェンジを果たし、2代目となった新型レヴォーグの先行予約が始まった。この新型レヴォーグ、結論からいえば正直「買い」のモデルだ。では、なぜ新型レヴォーグは買いなのか?さらに、狙い目のグレードはどれなのだろうか。

コスパ抜群のアイサイトX

アイサイトXは、本当に“運転”という概念そのものを変えてしまいかねない性能を持っている。

システムの根幹をなすステレオカメラを刷新したことで実現できた機能は多い。

しかし、中でも驚くのが「渋滞時ハンズオフアシスト機能」と「アクティブレーンチェンジアシスト」だろう。

渋滞時ハンズオフアシスト機能は、走行中にドライバーがしっかり正面方向を向いていることを前提とし、速度が50km/h未満であれば作動することができる。

一度作動してしまえばステアリングから手が離れてしまっても、レヴォーグは先方車両を自動で追いかける。

発進と停止、減速もドライバーがスイッチやアクセル/ブレーキ操作をする必要はない。渋滞時におけるストレスや疲労はほとんどゼロに軽減されるといっても過言ではないだろう。

また、アクティブレーンチェンジアシストだが、こちらは平たくいえば「自動車線変更機能」となる。走行中、車線変更のためにウインカーを左右どちらかに出すと、アイサイトXが左右後方に接近する車両がいないか確認。

安全と判断すれば、ウインカーを出した約3秒後にはステアリングアシストを伴って自動で車線変更を行う。

ドライバーが車線変更のためにウインカーを出した段階で後方に接近する車両が検知されれば、警告音と共にレーンチェンジは行われない。

他にも多くの機能を備えるアイサイトXだが、スバルが言う「ぶつからないクルマ」は、ここまで進化したのだ。

フル液晶メーターと巨大なデジタルコックピット

2代目となったレヴォーグには、12.3インチのフル液晶メーターと11.6インチの大きなインフォメーションディスプレイが採用された。アイサイトXと同様、グレード GT EX/GT-H EX/STI Sports EXに標準装備される。

フル液晶となったメーターは、デザインを一新。基本的な2眼のメーターを始め、マップやアイサイトの状態をチェックすることができる。

平均燃費や航続可能な距離といった走行中に必要となる情報のほとんどはここに集約されるため、ドライバーは視線をほとんど動かすことなく知りたい情報を得ることが可能だ。

情報量は多いものの、デザイン自体は至ってシンプル。そのため、視認性は高い水準で確保されている点もポイントだ。

また、インフォメーションディスプレイは一見するとパソコンかタブレットの画面をそのまま埋め込んだような見た目だ。画面表示もスマートフォンライクで、俗にいうアプリのように多くの機能をアイコン化したデザインとなっている。

面白いのは、普段使っているスマートフォンのようにアプリ(機能)の並べ替えができることだ。メインとなるエリアに並んだアイコンは、使用頻度や重要度に応じてドライバーの好みに応じて自由なカスタマイズが可能。必要に応じてショートカットも作成することができる。

新型レヴォーグは、モデルチェンジによってこれまでにない近代的なコクピットを手に入れた。まさに未来が詰まった運転席、といってもいいのかもしれない。

「買い」のグレードはコレ

買いのモデルは、GT-H EX以上をおすすめしたい。なぜなら、先に解説したアイサイトXと11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステムを標準で装備しているから、この一点に尽きる。

厳密にいえばGT/GT EXにもオプションで装着することはできるが、他にスマートリアビューミラーやハンズフリーオープンリヤゲートなど、GT/GT EXには付かない装備が多く存在するのだ。

さらにいえば、全6グレードでの展開となる新型レヴォーグは、搭載するパワートレーンにに差はない。全車で1.8L DOHC 直噴ターボ “DIT”にリニアトロニックの組み合わせとなる。

アイサイトXと11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステムといった装備に加え、ドライブセレクトモードやボルドーとブラックの本革シート、専用ホイールやSTIのスポーツマフラーなど、スポーティさが欲しければSTIモデルをチョイスすればいいだろう。

* * *

プラットフォームをフルインナーフレームとし、ボディ剛性は先代比で44%も向上。静粛性も高く、走りの質感は練り上げられている。

伝統の水平対向エンジンは運動性能に優れるし、Dynamic × Solidをベースとしてデザインされたエクステリアはデザインコンセプト「BOLDER」により、大胆さを増している。

新型レヴォーグには、今回取り上げたような部分以外にも素晴らしい点は多く備わっている。

アイサイトXと11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ備えた新しいレヴォーグ。次世代の走りを体感してみてほしい。

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