大阪の食文化を語るうえで、絶対に外せないのがたこ焼きだ。恐らく、大阪と言えばたこ焼きというイメージは、日本全国民にアンケートを取ってもほとんどの人が口を揃えて言うだろう。
いわゆる粉モノと呼ばれるたこ焼きは、小麦粉を溶いた生地に蛸のぶつ切りを入れ、球状に焼き上げた料理だ。シンプルながらその味は奥深く、大阪では数多くの飲食店がそれぞれオリジナルのたこ焼きを提供している。
大阪の家庭には必ず1枚はたこ焼き用のプレートがあるとまで言われており、食卓はもちろん、おやつやビールのお供としても愛されている大阪人のソウルフードだ。
そんなたこ焼きが食べられる名店として知られているのが、『甲賀流』である。阪神高速1号環状線湊町ICより、車でおよそ5分。心斎橋・アメリカ村に店を構える甲賀流は、創業47年を数える老舗のたこ焼き専門店。本来なら寿司ネタにもなりうる上質で新鮮なマダコを使用、マヨネーズも特製でソースは創業当時から変わらぬ味を守り続けている。
定番の「ソースマヨ」をはじめとして、「ねぎソース」や「ねぎポン」といったバリエーションも。絶妙や焼き加減で提供されるたこ焼きは、絶品。やけどに注意だ。