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クルマで行きたい、栃木の民宿

東京の北に位置する栃木県。日光東照宮や中禅寺湖といった多くの観光スポットに恵まれ、鬼怒川温泉や那須塩原など有名温泉地も数多く存在する場所だ。そんな栃木観光に欠かせないのが、旅の疲れを癒してくれる宿。今回は、栃木にあるクルマで行きたい、心温まるもてなしが嬉しい民宿を紹介する。

福富士

日光宇都宮道路今市ICより、国道121号線と23号線を経由して、クルマでおよそ1時間。『福富士』は、宿泊客のおよそ6割がリピーターという居心地の良さが自慢の何度でも訪れたくなる宿だ。

その秘密は、福島県から嫁いできた名物女将の暖かい人柄と、家に帰ってきたような安心感。一度宿泊してしまえば、きっと福富士と女将の虜になってしまっていることだろう。

家康の里とも呼ばれている日光市にある福富士の名物料理といえば、いろり料理だ。食材を串に刺し、直接囲炉裏の火で炙って調理するこの料理は、きれいに皿に盛られた料理とは一味違う趣に満ちている。

頭からしっぽの先まで全部食べられる川魚の串焼きをはじめ、うるち米と自家製味噌をたっぷり付けて焼き上げるばんだい餅、かりかりに焼けた表面の歯触りと凝縮した肉のうまみが堪らないウズラなどなど、ここでしか味わえない郷土の味が揃っている。

福富士​

日光宇都宮道路今市ICより、国道121号線と23号線を経由して、クルマでおよそ1時間
引用:福富士 公式サイト

松葉

東北自動車道那須ICより、クルマでおよそ15分。『松葉』は、開湯1380年を数える那須温泉の元湯・鹿の湯通りに佇む温泉民宿だ。有名な鹿の湯温泉と源泉を同じくする滝の湯を、宿より徒歩1分。橋を渡った先にある、共同浴場で愉しむことができる。

また、昔ながらの造りが懐かしい館内で頂く食事は、松葉の若旦那が丹精込めて作る和洋折衷の創作料理だ。連泊客だけが食べられる那須黒毛和牛入りハンバーグや、栃木のブランド牛ステーキをはじめ、無農薬野菜に自家製ドレッシングを使ったサラダなど、素材にこだわった料理が並ぶ。

さらに、春限定の地元産無菌豚と自家製塩麹のホイル焼きや秋限定の自家製醤油麹のホイル焼など、季節限定のメニューも。お子様食として、那須和牛入りハンバーグを陶板焼きにしたワンプレートの準備もあるので、小さな子供連れの家族でも安心だ。

松葉

東北自動車道那須ICより、クルマでおよそ15分
引用:松葉 公式サイト

たなかや

東北自動車道那須ICより、県道17号線を湯本方面へ。およそ12キロほど走ると到着する那須温泉街内、足利銀行明日出張所の先を右折して、400メートルほど先に『たなかや』はある。

那須湯本温泉にある民宿街。その小さな道を抜けて坂を上った高台にたなかやは建っている。家族経営ならではのおもてなしと安らぎが自慢で、名湯と言われる鹿の湯・滝の湯もほど近い。

料理は、地元・那須の山と川の幸をふんだんに用いて作る和洋折衷の料理だ。民宿ならではの家庭的な素朴さの中に、素材の良さと技のキレが光る。人気の洋食メニューであるローストビーフや目の前で炊き上げられる季節の釜飯など、派手さはないが何度でも食べたくなるメニューが揃う。

また、客室は全てが和風。高台にあるため、冬以外は窓を開けて通り抜ける風を爽やかに感じられる。部屋によっては、那須岳や温泉街を一望できるので、風景を眺めながらゆったりと寛ぐのもまた楽しい。

たなかや

東北自動車道那須ICより、県道17号線を湯本方面へおよそ12キロほど
引用:たなかや 公式サイト

本陣

東北自動車道西那須野ICより、国道400号線を経由してクルマでおよそ20分。距離にして約15キロほどいった先にある『本陣』は、日本一の兵と評された真田幸村の子孫であり代12代藩主だった真田幸治氏の別邸だった建物を新築復元した宿だ。

敷地内から自噴している温泉を源泉かけ流しで愉しむことができ、2つ用意された温泉はいつでも貸し切りで入浴可能。誰にも邪魔されない時間をゆっくりと堪能できる。

客室は和室の10畳で、全て和室。1部屋につき4名が定員だ。食事は、客室ではなく朝食から夕食までお食事処で。栃木と地元の食材に拘った創作料理を味わえる。特に、寒暖の差が激しい場所で育つ高原野菜や山菜の味わい深さは忘れらないだろう。水分を多く含み、甘味が強い野菜は大根、カブ、ほうれん草が有名だ。

本陣

東北自動車道西那須野ICより、国道400号線を経由してクルマでおよそ20分
引用:本陣 公式サイト

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栃木の味を囲炉裏を囲んで味わえる民宿を始め、真田幸村の子孫の別邸を新築復元した宿など、一度は泊まってみたい民宿が集まる栃木県。大きなホテルや高級旅館もいいが、民宿だからこそ感じることができるアットホームな雰囲気や細かいもてなしを体験してみてほしい。