日本の首都である東京。歴史ある建造物から先進的なビル群。多くの見所や多くの観光スポットに恵まれたエリアだが、そんな東京にも自然豊かなオアシスがある。
観光に欠かせないのが、旅の疲れを癒してくれる宿。今回は、東京の島にある、心温まるもてなしが嬉しい民宿を紹介する。
民宿 菊乃屋
『民宿 菊乃屋』は、東京より南へ下ることおよそ180キロ。周囲約22キロの神津島にある民宿だ。島までは、東京の竹芝桟橋より高速ジェット船で約4時間。夜行客船で半日かかる。その他、東京都調布市に設置されている調布飛行場から飛行機で向かう方法や、静岡県の下田市にある下田港からも船が就航している。離島とはいえ、交通網は整備されている場所だ。
宿自体は、神津島にそびえる天上山の登山口にほど近い。神津港より、徒歩15分ほどの立地だ。築60年ほどの古民家を利用した菊乃屋では、その日手に入った神津島ならではの食材を使った料理を振舞ってくれる。豊かな海産物を中心としたメニューは、素材本来の味を最大限引き出したものばかりだ。
また、4室ある客室は、それぞれに違ったテーマで統一されている。和室を始めとして、アジアンテイストなタイ風、レトロな雰囲気が落ち着く昭和風など、オーナーの遊び心にも注目だ。
民宿 菊乃屋
神津港より徒歩15分
引用：民宿 菊乃屋 公式サイト
民宿 高月
『民宿 高月』が建っている大島は伊豆諸島の北部に位置し、伊豆諸島群でも最大の面積を誇る島だ。アクセス方法は、東京・竹芝桟橋/神奈川・横浜桟橋/静岡・熱海港/神奈川・久里浜より船を使うのがポピュラー。その他、調布飛行場より飛行機を使う方法もある。
高月で味わえるのは、大島近海が誇る旬の食材ばかりだ。濃厚なダシが出ることで知られるマガニや適度な歯ごたえが堪らないメダイ、島の名物であるあしたばは独特な味がクセになる。
さらに、旬の魚を使った自家製のひものや、豪快な塩焼きといった大島グルメを堪能できる。島で唯一の酒造・谷口酒造が作る焼酎と一緒に頂けば、楽しい夜が過ごせそうだ。
民宿 高月
元町港より徒歩6分
引用：民宿 高月 公式サイト
島宿 清水屋
伊豆諸島を構成する離島の1つである式根島。島までは、他の伊豆諸島群と同じく、東京竹島桟橋を始めとする、横浜・下田より船を使おう。東京より、高速船で2時間半、大型船なら8時間半の行程だ。
そんな式根島にある『島宿 清水屋』は、島の民宿ならではの静けさと穏やかさ、そして海の幸をふんだんに使った料理が自慢の宿。宿に一歩足を踏み入れれば、木のぬくもりに溢れる開放的なロビーが出迎えてくれる。ロビーには囲炉裏も設置されており、寒い季節には炭火を囲んで語らうのも良い。
料理は、黒潮のおかげで豊かな漁場を形成している式根島ならではの魚介類が中心だ。そこに、新鮮な島野菜を加えて清水屋ならではの優しい味付けを施して提供してくれる。料理もやはり旅の醍醐味なのだ。
島宿 清水屋
式根島野伏港より徒歩10分
引用：島宿 清水屋 公式サイト
民宿 みなと
『民宿 みなと』は、伊豆諸島群三宅島にある宿だ。三宅島までは、東京の竹芝桟橋より東海汽船の大型客船を使うか、調布飛行場より飛行機に乗ろう。宿自体は、三宅島の空港よりクルマで約20分。東海汽船の錆ヶ浜港よりクルマで約10分の場所にある。
島の阿古地区にあるみなと周辺には、温浴施設であるふるさとの湯や美しい夕日が見られるスポットとして有名な錆ヶ浜やめがね岩が存在している。島周辺にはダイビングスポットも多いため、マリンスポーツの拠点としても便利な宿だ。
また、宿では元漁師のオーナーが釣ってくる、旬の魚介を堪能できる。さらに、野菜類は無農薬で自家栽培したものばかりだ。新鮮な魚に朝獲れ野菜。それを静かな島で味わえるだけで、この上ない贅沢だろう。
民宿 みなと
三宅島の空港よりクルマで約20分 東海汽船の錆ヶ浜港よりクルマで約10分 引用：民宿 みなと 公式サイト
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神津島や式根島、大島といった伊豆諸島群に魅力的な民宿が集まる東京都。都心部では味わえない静けさや水揚げされたばかりの海産物が味わえる宿ばかりだ。大都市の大きなホテルや高級旅館もいいが、民宿だからこそ感じることができるアットホームな雰囲気や細かいもてなしを体験してみてほしい。
