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クルマで行きたい、小樽・ニセコの旅館

北海道内で札幌より西側に位置する小樽・ニセコエリア。大正浪漫に溢れる街並みが広がり、冬にはスキーの聖地として多くのスキーヤーが訪れるスポットでもある。そんな小樽・ニセコエリア観光に欠かせないのが、旅の疲れを癒してくれる宿。今回は、小樽・ニセコエリアにある車で行きたい、憧れの旅館を紹介する。

ニセコ昆布温泉 鶴雅別荘 杢の抄

新千歳空港より、車でおよそ2時間。札幌方面より、2時間の場所にある『ニセコ昆布温泉 鶴雅別荘 杢の抄』は、羊蹄山の麓で古くから湯治場として親しまれてきた奥ニセコ昆布温泉の一角に佇む宿だ。

ここで愉しめるのは、昆布温泉特有の塩化物泉。「命泉の湯」と名付けられた肌ざわり滑らかな湯は、お湯上り後のしっとりすべすべ感から女性にも好評。メインとなる湯処の他、家族だけで気軽に利用できる個室風呂も備えている。窓の外に広がる木々とニセコアンベツ川の風景を望みつつ、水入らずの心地よい時間を過ごそう。

合計26の客室は、和室および和洋室を基本として、8タイプを揃える。デラックス和洋室以上のグレードの客室には客室に温泉が引かれており、専用の露天風呂や展望露天、檜風呂で好きな時間に好きなだけ温泉を満喫できる。

食事には、ニセコの大自然が育んだ食材を豊富に用いて作る会席料理だ。道内でも有数の田園地帯として知られているニセコ。その自然の旨味を凝縮した膳を、心行くまで堪能しよう。

ニセコ昆布温泉 鶴雅別荘 杢の抄

アクセス:新千歳空港より、車でおよそ2時間
引用: ニセコ昆布温泉 鶴雅別荘 杢の抄 公式サイト

小樽旅亭 藏群

新千歳空港より、車でおよそ1時間。『小樽旅亭 藏群』は、2002年にオープン。設計を手がけたのは設計デザイナーである中山眞琴氏。1998年に、宿のオーナーと中山氏の出会いによって生まれた。蔵をイメージした客室が回廊で繋がる特徴的な造形の宿だ。

客室は、インテリアや調度品、色調に至るまで1室ごとに趣が異なる19室。和骨董を中心に家具を揃え、中には李朝や明朝家具も。漆喰や和紙張りの壁が、懐かしさと寛ぎを感じさせてくれる。

また、宿で愉しめるのは朝里川温泉だ。ガラス張りとなった室内から外の自然を眺めつつ湯に浸かれる大浴場始め、四季の移ろいを楽しめる露天風呂。さらに、客室の浴室にも温泉を引き入れた。自由なスタイルで温泉を満喫できるのも、旅の楽しみである。

食事では、小樽が誇る山海の幸を贅沢に。産地や生産者まで遡り厳選した旬の食材にて、伝統的な懐石形式を踏襲して料理とする。時には、形にとらわれない藏群独自の1品も。食事専用に用意された個室で、新たな懐石のスタイルに出会えるだろう。

小樽旅亭 藏群

アクセス:新千歳空港より、車でおよそ1時間
引用:小樽旅亭 藏群 公式サイト

銀鱗荘

札樽自動車道朝里ICより、車でおよそ6分。『銀鱗荘』は「北の迎賓館」の異名を取る、小樽市の指定歴史的建造物にも指定された、現存する数少ない鰊御殿に宿泊できる宿だ。

江戸時代から昭和の初期にかけて隆盛を極めた鰊漁の大網元・猪俣安之丞氏が築造した個人邸宅が銀鱗荘の前身だ。

建物は、外観から豪奢そのもの。せり上がった庇が印象的で、館内に一歩足を踏み入れると熟練の伽藍師が手がけた精緻極まる美しい技巧が細部に見て取れる。とど松やせん、たもといった高級木材を贅沢に使い、正面には輸送技術も未発達だった時代に外国から取り寄せたという大きな花崗岩が。その他、ステンドグラスや彫刻が掘られた欄間など、職人が手掛けた芸術品には思わず息を飲む。

そんな銀鱗荘の客室は全部で17。明治時代に建築され、昭和初期に現在の場所に移転した本館に加え、増築された新館からなる。

中でも、本館の特別和室「高砂」は、他の客室とは一線を画す部屋だ。2間続いた広縁からは石狩湾を一望。欄間やふすま、床の間など、どこを見ても職人技が光る。さらに、部屋風呂は温泉だ。洗練された純和風の雰囲気に身をゆだねて、美しい景色を眺めるだけ。そんな休日があってもいいと思わせてくれる。

銀鱗荘

アクセス:札樽自動車道朝里ICより、車でおよそ6分
引用:銀鱗荘 公式サイト

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奥ニセコ昆布温泉の一角に佇む旅館を始めとして、現存する数少ない鰊御殿に宿泊できる宿など、一度は泊まってみたい旅館が集まる小樽・ニセコエリア。小樽・ニセコエリア観光の際は、憧れの宿でゆったりとした休日を過ごしてほしい。

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