クルマで行きたい、群馬県の旅館

HC編集者

4年前

関東の内陸県・群馬。草津や伊香保といった国内でも屈指の温泉地であるとともに、冬場はスキーのメッカとして多くの観光客が訪れる観光県である。観光といえば、切っても切れないのが一日の疲れを癒す宿。今回は、そんな群馬県にある車で行きたい憧れの旅館を紹介する。

別邸仙寿庵

関越自動車道水上ICより、車でおよそ10分。『別邸仙寿庵』は、群馬と新潟の県境にそびえる谷川岳に立地する温泉旅館だ。1954年にフランスで発足。厳格な審査を経た高級宿泊施設やレストランのみが加入できる、非営利会員組織のルレ・エ・シャトーにも加盟している。

合計18の客室は、それぞれ和室/和洋室/和室に分かれており、全ての客室に専用の露天風呂を用意。もちろん館内には大浴場もあるので、気分に合わせて好きなように温泉でゆっくりくつろげるだろう。

また、食事には上州産の黒毛和牛を始め、香り高いイワナといった季節に応じた旬の食材を料理長自ら厳選した食材を用いる。盛り付けから工夫された、最高の食材は味はもちろん品質も最高級だ。目にも鮮やかな日本の美食を、心ゆくまで堪能できる。

旅邸諧暢楼

関越自動車道渋川伊香保ICを最寄りとする『旅邸諧暢楼』は、群馬県が誇る温泉郷・伊香保温泉内に立つ最高級の温泉旅館である。

完璧なサービスとゲストのプライベート感を重視するため、客室はなんと8室のみ。和紙の箱をイメージしたリビング付の総面積100平米にも及ぶ「ジャパニーズ・シート」を始め、15畳の本間と石畳のリビングに4.5畳の茶室をソア寝る「庭園露天風呂と石畳リビング・茶室付き和室」といった豪華ながら落ち着きと上品さに溢れる客室を用意。

さらに、全室に名湯と名高い白銀の湯を引いたお露天風呂を設置し、部屋にいながら伊香保の自然を眺めながら贅沢な時間を過ごすことができる。

食事には、専用の「茶室」と呼ばれる個室でゆっくりと。地元産であり、なおかつ生産者の顔が見える食材だけを料理長が吟味し、独自の創作和食に仕上げてくれる。

別亭やえ野

関越自動車道水上ICより、車でおよそ10分。『別亭やえ野』は群馬県の利根郡みなかみ町にて、離れ形式の4室のみをゲストルームとして備えている。

さくら・はなもも・山ぼうし・くるみと、山の植物の名前が与えられた客室は、それぞれ趣の異なる個性的な内装が与えられている。全ての客室には専用の露天風呂を併設し、ジャパニーズモダンなインテリアがゲストを暖かく迎え入れるだろう。

料理には、地元の食材にこだわった四季折々の旬をふんだんに使用。月ごとにメニューが変わる懐石料理は、その季節にしか味わえないプレミアムな体験を提供してくれる。

草津温泉奈良屋

上越自動車道碓氷軽井沢IC、もしくは関越自動車道渋川伊香保ICより車でおよそ80分。『草津温泉奈良屋』は、明治10年に創業した草津温泉の老舗旅館だ。草津温泉の中央にある湯畑のすぐそばで、最古の源泉とされている白旗の湯を引湯。温泉の職人である湯守の手によって丁寧に湯もみされた温泉は、刺激も少なく肌触りもなめらかだ。

24時間常に源泉かけ流しの大浴場で、源頼朝が発見・入浴し、徳川将軍御汲上の湯とも称される極上の湯を堪能できる。

ゲストルームには、標準客室に加え、特別室にあたる11室の「泉游亭」を用意した。天井に大きく張り出した力強い梁が特徴的な部屋や照明の色によって部屋の雰囲気を表現した部屋など、個性的な客室が揃う。和モダン調のインテリアが、体験したこともないような心地よいくつろぎを演出してくれている。

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関東エリアでも、全国から湯治客が集まる群馬県には、一度は泊ってみたい温泉旅館が数多く存在している。各旅館自慢の客室は、都会のビジネスホテルでは決して味わうことのできない日本人ならではのくつろぎを感じさせてくれる場所だ。都心からのアクセスも良い群馬県で、日常の疲れをふきとばす温泉旅館の旅は休暇の過ごし方というよりは、忘れられない体験となるはず。お気に入りの旅館を見つけて、美味しい料理や温泉を堪能してほしい。