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日本海で水揚げされる海産物と松江の宍道湖も美食の宝庫…クルマで行きたい、島根のグルメスポット

本州西の沿岸部に位置する島根県。日本海で水揚げされる海産物に加え、県庁所在地である松江の宍道湖も美食の宝庫である。今回は、そんな島根県にある車で訪れて味わいたい絶品グルメスポットを紹介する。

蕎麦処 八雲 本店

島根県が誇る日本三大そばの1つが、出雲地方を中心に食べられている出雲そばだ。原料となるそばの実をまるごと挽いて製粉することから、他のそばと比較すると麺の色が黒っぽいのが特徴。

出雲そばの食べ方として、江戸時代に使われていた弁当箱を由来とする割子と呼ばれる漆器の器に盛り付けるのが一般的だ。

三段重ねや五段重ねで提供され、付属する薬味やとろろと麺ツユを掛けて1段ずつ食べ進めていく。全て食べ終わるまでに、ちょうど麺ツユを使い切るのが美しい食べ方とされている。寒い時期には釜上げそばとして食べられることも多い。

縁結び・福の神として全国的に有名な出雲大社。神楽殿の大しめ縄は、出雲大社を訪れたことがない人でもテレビなどで見たことがあるのではないだろうか。そのお膝元で出雲そばを提供しているのが、山陰自動車道斐川ICより車でおよそ30分の場所にある『蕎麦処 八雲 本店』だ。

玉子・揚げ玉・山芋で食べる「三色割子」と、大根とかつおを加えて「五色割子」が看板メニューで、人気の「天ぷら割子」やぜんざいがセットになった「出雲釜揚」も。

神話のふるさと出雲の地で、絶品のそばを味わおう。

蕎麦処 八雲 本店

アクセス:山陰自動車道斐川ICより車でおよそ30分
引用: 蕎麦処 八雲 本店 公式サイト

安来苑

島根県安来市には、安来節・どじょうすくいという滑稽な民謡が残っている。国内屈指のどじょう養殖地である安来市はどじょうの街としてPRをしており、市内にはどじょう料理が食べられる飲食店が数多く存在している。

骨が柔らかく食べやすい安来のどじょうは、脂身も少なくとてもヘルシーだ。コラーゲンも豊富で、栄養価に優れている。食べ方は天ぷらや唐揚げをはじめとして、ご飯に乗せるどじょう丼などさまざま。

島根県の東端にある安来市で、山陰自動車道安来ICよりおよそ6キロの場所にある老舗旅館『安来苑』。ここでは、この土地ならではの「そうめんどじょう」を頂ける。味噌で味付けをした細いどじょうを、素麺を食べるように食べることから名づけられたこの料理。

このそうめんどじょうを始めとして、どじょうを卵で閉じる「柳川鍋」や安来苑名物「ネギドジョウ」に唐揚げなど、7種類のどじょう料理が提供されている。

門外不出の炊き込み法により骨までやわらかいどじょうは、野趣溢れる深い味わいが特徴だ。

安来苑

アクセス:山陰自動車道安来ICよりおよそ6キロ
引用:安来苑 公式サイト

ちどり茶屋

城下町である松江市は、お茶どころとしても知られている。宍道湖もあるこのエリアで、歴史を感じさせるご当地グルメといえばぼてぼて茶である。

乾燥した茶の花を入れて煮だした番茶を、筒茶碗に注ぎ入れ泡立てる。泡立てる際の音がそのように聞こえることから、ぼてぼて茶というユニークな名前が付けられたという。

その発祥には所説あり、奥出雲でたたら製鉄を営む職人が立ったまま食べるために考えた労働食だったという説や、松平家7代藩主の頃の非常食だったという説もあり見解は様々。

泡立てたお茶の中に、おこわや煮豆、漬物といった具材を入れて、お茶とともに流し込むのが作法。松江が誇る、伝統の味だ。

松江市の松江城といえば、島根観光には欠かせないスポット。山陰自動車道松山JCTより、車でおよそ15分。そんな松江城の入口で、ぼてぼて茶を頂けるのが『ちどり茶屋』である。

店内にはテーブル席と座敷が用意されており、ぼてぼて茶はもちろんぜんざいやあんみつ、ソフトドリンクにアルコール類も提供している。松江観光の合間に、休憩がてらふらりと立ち寄ることができるカジュアルなお茶屋だ。

ちどり茶屋

アクセス:山陰自動車道松山JCTより車でおよそ15分
引用:ちどり茶屋 公式サイト

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日本三大そばに数えられる出雲そばを始めとして、野趣溢れる味が魅力のどじょう、他では目にすることがないぼてぼて茶など、多くのご当地グルメに溢れる島根県。だがしかし、今回紹介しきれなかった郷土料理やいわゆるB級グルメは他にもまだまだ存在している。車で訪れた際は、是非とも島根県ならではのグルメを堪能ほしい。

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