日帰りにも最適なゲレンデが豊富…クルマで行きたい、仙台エリアのスキー場

HC編集者

4年前

東北の中心地であり、毎年積雪も安定したスキーの名所でもある仙台周辺のエリア。アクセスの良さから日帰りのスキー旅行にも適しており、一緒に行くメンバーのレベルに応じて選びやすいゲレンデの数が揃っている。

今回は、仙台エリア周辺にある車で行きたいスキー場を紹介する。

宮城蔵王すみかわスノーパーク

『宮城蔵王すみかわスノーパーク』までは、仙台方面より東北自動車道仙台宮城ICから、村田ICを経由して県道25号線から遠刈田温泉を目指そう。福島方面からだと、東北自動車道下り福島西ICから白石ICを経由して県道12号線から遠刈田温泉へ。

ゲレンデ内には合計8本のコースがあり、その内5本は初級者でも楽しめるコース構成となっている。仙台エリア内のスキー場の中でも比較的高い標高にゲレンデが位置しているため、自然で柔らかな深い積雪が楽しめる。中でも上級コースの「あとみBコース」は、最も高い位置から最大傾斜35度のバーンを700メートル一気に駆け抜けるコース。未圧雪で自然の姿をそのまま残したナチュラルバーンは、爽快の一言だ。

また、宮城蔵王すみかわスノーパークでは、スキー以外でもツアーが人気のプログラム。「ワイルドモンスター」と名づけられた雪上車でゲレンデを走り回り、幻想的な樹氷原から刈田岳山頂を望むことができる。

上野々スキー場

『上野々スキー場』は、湯の町鳴子温泉からほど近いスキー施設だ。東北自動車道古川ICより国道45号線を走ることおよそ40分。鳴子温泉駅から5分の場所に位置している。無料の駐車場は100台を完備だ。

ゲレンデは全面で緩やかな斜面となっており、楽しく遊べるファミリーゲレンデという位置づけになるだろう。滑走距離もそこまで長くはなく、幅も広いのでスキーデビューのキッズでも安心だ。

また、このスキー場は宮城県におけるスキー発祥の地といわれている。

1926年開業という100年近い長い歴史を持ち、小規模なゲレンデながら毎年のように安定した積雪量と優れた雪の質で数多くのファンに愛されている。宮城のスキーがここから始まった。そんな想いを抱きながらの上野々スキー場での滑走は、他とは一味違うものを感じられるかもしれない。

ちなみに、今シーズンは12月26日からのオープンを予定している。

スケジュールに組み込んでみてはどうだろうか。

泉ヶ岳スキー場

仙台市の中心部より北西方向にそびえる泉ヶ岳。『泉ヶ岳スキー場』は、その南東斜面に位置するスキー場だ。仙台市より車でおよそ50分の場所にあり、平日無料、普通車は1台につき500円の駐車場を備えている。

ゲレンデ内には初級者から中級者向けの第2リフトと、中級から上級者向けの免平ロングリフトの2基を設置。4本のコースを整備しており、ほぼ1枚の幅の広いゲレンデなので比較的自由なコース選択をしながら滑ることができるのが魅力的だ。シンプルな地形に見えるものの、上部は複雑な自然の地形がそのまま残っており、滑り慣れた上級者でも満足できる。

さらに、天候が良ければゲレンデ上部から仙台市内の街並みや太平洋までを見通すことができる眺望の良さもポイントだ。

また、このスキー場はグリーンシーズンになるとパラグライダースクールも開校。冬の時期以外でも、様々なレジャーが楽しめる泉ヶ岳で楽しめるレジャーの中心地だ。

みやぎ蔵王セントメリースキー場

開業30周年を迎えた『みやぎ蔵王セントメリースキー場』。仙台市よりくる場合、仙台南ICから東北自動車道に乗り、笹谷ICを目指そう。このルートでもおよそ40分で到着し、山形方面からでも25分の場所にあるアクセスの良いスキー施設だ。

標高950メートルの高さを誇るゲレンデには、5つのコースを整備する。リフトは5本だ。特徴的なのは、滑走距離600メートル、最大傾斜17度の初・中級コースの「スターライトコース」。このコースは何の変哲もないコースに見える。しかし、山形自動車道の下をくぐり抜けるという他のゲレンデでは見られないレイアウト。非常に貴重な体験ができるとあって、みやぎ蔵王セントメリースキー場の中でも、トップクラスの人気を誇る。

また、キッズパークの安全性や快適性も特筆に値する。区切られた区画で、安心して子供たちが遊べるのはもちろんであるが、全長50メートルに渡るスノーエスカレーターを備えているため、慣れない雪の上を歩くことなく子供たちがキッズランド中央へ行くことが可能だ。