名神高速道路名神栗東ICより、琵琶湖大橋を経由しておよそ30分。『おごと温泉 湯元舘』は琵琶湖の湖畔に佇み、立地を生かした広大な湖を望む温泉旅館だ。
開湯1200年の歴史があるといわれているおごと温泉の一角で、客室にも檜風呂や露天風呂を備えた10種類の客室を用意する。通常客室を始めとして、グループでの利用や家族にも優しい和室2間続きのファミリールーム、2019年にリニューアルした3室限定の温泉露天風呂付きセミスイートなど、それぞれに趣向の異なる風情に溢れた部屋に宿泊できる。
特に、2013年に加わった離れの葭蘆葦(かろり)は、10の客室全てに露天風呂を完備。心落ち着く静かなプライベート感は、離れならではのものだ。
また、旅館に泊まる楽しみの1つといえば、ゆっくり頂く特別な料理だろう。湯元舘では、その瞬間に最も美味しい旬の食材を選りすぐって堪能させてくれる。2ヵ月毎に献立が変わり、近江鴨や桜鯛といった目にも楽しい料理が並ぶ。
どれをとっても豪華絢爛な会席だが、外せないのはやはり近江牛だろう。松阪・神戸と並び、日本三大和牛に数えられる近江牛は400年を超える歴史あるブランド。きめ細やかな肉質と甘みある脂は口の中で噛まずにとろけてしまうほど。しゃぶしゃぶや香ばしさがたまらないサーロインステーキなど、料理長が工夫を凝らして腕によりを掛けた「認証近江牛特選会席」で、近江牛を味わい尽くそう。