長野といえば、外せないのが馬肉料理だ。福島県や九州・熊本県も馬肉食が盛んな地域であるが、実は長野県も負けず劣らず馬肉食が盛んな地域である。
創業明治32年、松本市で馬肉専門の居酒屋として有名なのが『新三よし』だ。
中央自動車道松本ICより、車でおよそ10分。看板メニューは、赤身・霜降り・たてがみ・レバー・ふたえごを1皿に盛り付けた「さくら刺5点盛り」と、「さくら鍋」。他の哺乳類に比べ、元々体温が高く寄生虫の心配が少ない馬は生食にピッタリな肉。臭みも少なく、馬刺し本来の甘味を感じるなら刺身がぴったりなのだ。
一方、さくら鍋は馬肉をすき焼きのように鍋で調理して食べる。この食べ方は、福島や熊本でもなかなかお目にかかれない珍しい料理だ。