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クルマで行きたい、関西のグルメスポット

関西旅行といえば最初に『食』を思い浮かべる人も多くいるだろう。それだけ美味しいものが溢れている関西には、粉物をはじめソウルフードのラーメンなど数え切れないほどの美食が揃っている。意外と知られていないものも多い関西の食。今回はそんな関西にある車で行きたいグルメスポットを紹介する。

自由軒

車で行きたい関西のグルメスポット、まずは大阪から。大阪といえば、天下の台所。小麦粉を使った料理、いわゆる粉モンの聖地として有名だ。たこ焼きにお好み焼、串カツなど地元民ならずとも、耳にしたことはあるだろう。

だが、忘れてはいけないのが『自由軒 難波本店』の「名物カレー」だ。大阪高速環状1号線道頓堀出口より、車でおよそ3分。昭和43年に創業した自由軒は、大阪初の西洋料理店として誕生。ご飯とカレーを混ぜ、その上に生卵を落とす独特なスタイルは自由軒ならではのものだ。カレー以外にも、エビフライやトンカツといった定番メニューも充実している。

自由軒

アクセス:大阪高速環状1号線道頓堀出口より車で約3分
引用: 自由軒 公式サイト

翼果楼

大阪の次は、日本最大の湖・琵琶湖がある滋賀県へ。ここでは、滋賀県の長浜市、湖北地方に古くから伝わる郷土料理の焼き鯖そうめんだ。JR長浜駅周辺には、再開発され人気の観光スポットとなっている黒壁スクエアが存在する。

そこで、1990年にオープン。築150余年を数える呉服問屋を改築した趣きある佇まいの中、焼き鯖そうめんを提供するのが『翼果楼』である。

北陸自動車道長浜ICより、車でおよそ10分。焼き鯖の香ばしさにつられて入店すると、レトロで落ち着いた空間が広がる。翼果楼の「焼鯖そうめん」に用いる鯖は、軽く焼きを入れた後、じっくり2日掛けてタレに漬け込んだ手間のかかる1品。ほぐしながら素麺と一緒に頂くと、鯖の甘辛さと鯖の旨味が溶けだした煮汁を吸い込んだ素麺の組み合わせが絶妙だ。

翼果楼

アクセス:北陸自動車道長浜ICより車でおよそ10分
引用:翼果楼 公式サイト

お好み焼 青森

滋賀の郷土料理を味わった後は、どこか異国情緒感じる兵庫県・神戸市へ。神戸市では、ダシに浸して食べるとろとろ食感と風味が堪らない明石焼きもあるが、今回はそばめしを頂きたい。

このそばめし、名前の通りやきそばと焼きめしを合わせたご当地グルメなのだが、焼きそばの麺を細かく刻んで、焼きめしの具材の1つにしてしまっているのが特徴。

北陸自動車道長浜ICより、車でおよそ10分。1957年創業の『お好み焼 青森』は、そんなそばめしの元祖と言われている店舗だ。青森の人気メニューはやはり「そばめし」。甘口・辛口を選べるそばめしには、キャベツやこんにゃく、ひき肉などが混ぜられており、ソースの風味と青のりの香ばしさが堪らない。鉄板の上からそのまま食べられるため、最後までアツアツのままなのも魅力だ。

お好み焼 青森

アクセス:北陸自動車道長浜ICより車でおよそ10分
引用:お好み焼 青森 公式サイト

玉林園

関西エリアの中でも、紀伊半島に位置する和歌山県。日本全国、その土地に当たり前のように根付いているソウルフードは1つや2つ存在しているが、和歌山県民のソウルフードとなっているのがてんかけラーメンだ。

このてんかけラーメン。阪和自動車道和歌山ICより、車ですぐ傍にある1854年に創業した老舗『玉林園』が生み出したローカルフード。その名の通り、和風の味付けがなされたラーメンに天かすをこれでもかといれたラーメンである。

鶏ガラをベースに鰹や豚骨をブレンドしたスープは、あっさりとキレのいい味わい。ラーメンスープというよりは、うどんダシに近い。そこに天かすをいれてまろやかさとコクをプラスするのだ。

玉林園

アクセス:阪和自動車道和歌山ICより車ですぐ傍
引用:玉林園 公式サイト

茶房 暖暖

奈良県には、吉野葛や柿の葉寿司など、多くの伝統料理が存在するが、今回頂くのは茶粥だ。聞きなれない料理だが、およそ1200年前から奈良県で修行する僧たちに食べられていたというこの茶粥。お茶で炊いたお粥というシンプルなものだ。

阪和自動車道山添ICより、車でおよそ40分。奈良県の奈良市内にある『茶房 暖暖』では、古民家をリノベーションした店内で懐かしさを感じつつ茶粥を頂くことができる。もち米の食感と、選べるほうじ茶かあずき茶の香ばしさがなんともいえない。夏には冷たい茶粥も提供されるので、食欲がない時にもさらさらとかきこめるという。

茶房 暖暖

アクセス:阪和自動車道山添ICより車でおよそ40分
引用:茶房 暖暖 公式サイト

居様

最後は京都。京都のご当地グルメといえばおばんざいだが、このおばんざいも京都では一般家庭で普通に食べられてきたもので、惣菜という意味だ。他の地域では、おかずに相当するが、やはり京都の地で食べるからこそおばんざいになりえる。

名神高速京都東ICより、車でおよそ20分。京都市中区の『居様』は、そんなおばんざいを和モダンな雰囲気の中味わえる名店だ。「九種のおばんざい御膳」や「居様の夕御膳」は京都が誇る旬の食材をふんだんに使うこだわりが詰まっている。ゆっくり腰を据えて、京都の味を心から楽しみたい。

居様

アクセス:名神高速京都東ICより車でおよそ20分
引用:居様 公式サイト

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独特なスタイルで頂くカレーを始めとして、珍しい焼鯖そうめんや焼きそばとご飯を合わせたそばめし、素朴な味わいが暖かいてんかけラーメンなどなど、多くのご当地グルメに溢れる関西エリア。

だが、今回紹介しきれなかった郷土料理やいわゆるB級グルメは他にもまだまだ存在している。車で関西を訪れた際は、是非ともその土地土地のグルメを味わってほしい。

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