秋田県を代表するB級ご当地グルメとして「横手焼きそば」である。
1950年代に考案されたというこの焼きそばは、目玉焼きが乗せられているのが特徴だ。2009年に開催されたB級グルメのグランプリ「B-1グランプリ」では優勝に輝いたこともある。
『元祖神宮焼きそば屋』は、その屋号の通り横手焼きそば発祥の店として知られている。創業して既に60年を越える老舗の焼きそば店だ。今現在でこそ、半熟に焼き上げた目玉焼きを焼きそばに乗せるスタイルは珍しくないが、元をたどればこの店にたどり着く。
この横手焼きそばは、蒸した麺ではなく茹で麺を使う点も特徴。元祖神宮焼きそば屋でもそれは例外ではなく、メニューには麺量を並・中・大と三段階に設定。肉や野菜と言ったトッピングは、ダブルをオーダーすることで倍の量になる。紅しょうがの代わりに、子供のためを考えてトッピングされている福神漬けも個性的だ。
甘めのソースが絡んだ麺に、目玉焼きを崩しながら一口すすると、もう箸が止まらない。
最寄りインターは、秋田自動車道横手ICだ。高速を降りたら国道13号線をおよそ5分ほど走ると到着する。