『松本・三の丸 丸の内ホテル』までは、中央自動車道岡谷JTCを経由して松本ICを降りよう。そこから、国道158号線を松本市内方面へ走ると、松本城下にホテルが見えてくる。
名称通り、このホテルは松本城内三の丸に位置している。そのため、周辺は城下町の街並みがそのまま残り、一方通行が多い。車で訪れる場合には、ほんの少しだけ注意が必要かもしれない。
ゲストルームは、使いやすい広さと洗練されたインテリアで居心地抜群。1泊で帰ってしまうのは非常にもったいないと感じてしまうほど。夜の静けさも自慢で、静寂の中で喧騒から切り離された快適な時間を過ごすことができる。全室でwifiを完備し、シングルルームにはこだわりのライティングデスクを導入。仕事のために利用する宿泊客も多いという。
食事は、隣接するレストラン棟で提供されている。1937年に建築され、現在では国の有形文化財にも指定されている旧第一勧業銀行松本支店の跡地を利用したこのレストラン棟は、疑似洋風建築として当時の趣に溢れている。
そんな建物の中で頂く食事は、特に朝食の人気が高い。
一つ一つ丁寧に作られたメニューからは、はっきりとしたおもてなしの心を感じることができるだろう。
また、レストラン棟3階では完全予約制のディナーが振舞われる。地場の食材に拘った松本キュイジーヌと名づけられた和洋折衷の創作料理は、特別な日の記念にもぴったりだ。