クルマで行きたい、金沢のホテル

HC編集者

4年前

金沢には、大名庭園として有名な兼六園や勇壮な金沢城といった観光スポットや加賀友禅に九谷焼などのさまざまな伝統工芸が残されている。まだ加賀と呼ばれていた時代、代々藩主が文化を奨励していた名残として、現在に至るまで能楽や舞踊も盛んな歴史的な文化を持つ都市として近年はさらに注目を集めている。そこで今回は、金沢にある車で行きたいホテルを紹介する。

金沢白鳥路　ホテル山楽

金沢城公園や兼六園を始め、多くの金沢の人気観光スポットを徒歩圏内に収める『金沢白鳥路　ホテル山楽』。金沢東・西ICより車で15分の場所に位置し、東京方面からならば大泉JCTより上越JCTへ。その後金沢東ICを降りて15分の距離だ。大阪方面からくる場合は、吹田JCTから米原JCTを経由して、金沢西ICを目指そう。

モダンな雰囲気に満ちたゲストルームは、都市型のビジネスホテルとは一線を画す。全室30平方メートル以上という広々とした空間の中に、大正ロマンを感じさせてくれる調度品を揃えた。窓にはステンドグラスが輝くくつろぎの空間は、上品かつ優雅だ。

また、館内の温泉は地下807メートルより汲み上げる天然温泉。

白鳥路温泉と呼ばれるこの温泉は、炭酸水素塩泉である。美肌効果が高いとされているこの泉質は、女性からの人気も高い。

ホテル山楽では、各レストランで地元・金沢の山海が育んだ“じわもん”を使った郷土料理を堪能できる。夕食は元より、朝食も魅力の一つだ。

2016年～2019年にかけて4年連続で楽天トラベルが主催した「朝ごはんフェスティバル」にて、石川県内の宿泊施設で見事1位に輝いた実績がある。宿泊する機会があれば、ほんの少しだけ早起きして加賀の美食で満たされる朝ごはんを味わってみよう。

ホテルトラスティ金沢香林坊

『ホテルトラスティ金沢香林坊』は、スタイリッシュ・快適性・価値観という3つのキーワードをコンセプトに掲げている。トリップアドバイザーにより、2020年のトラベラーズチョイスにも選出されたこともあるホスピタリティ溢れるホテルだ。

名古屋方面からの場合、東名高速名古屋ICより北陸自動車道金沢東ICを目指す。車で、およそ250キロの道のりだ。

客室は、コンセプト通りの洗練されたデザインとなっている。

和風/洋風のテイストを絶妙なバランス感覚で取り入れたインテリアは、自宅のビリング以上のおもてなし空間だ。

部屋のタイプもシングルを始め、ダブルやツインなど幅広くラインナップする。金沢の一人旅にも、家族旅行にも対応するバリエーションに富む。

朝食はロビーの「ロビーカフェロシアーノ」で優雅に頂こう。通りに面したガラス張りの店内は明るく開放的で、モーニングにはブッフェを、ランチタイムにはパスタや日替わりランチといった軽食も用意されている。

ディナーは「鉄板焼凛庭」で、地元産の海鮮や厳選された牛肉の鉄板焼きに舌鼓。ソムリエが選び抜いたワインと共に、旅の思い出を彩ろう。

金沢彩の庭ホテル

金沢東IC・西ICより車でおよそ10分。『金沢彩の庭ホテル』は、土地柄が生み出す金沢ならではの時間の流れと空気を感じることができる“金沢の別邸”だ。

宿泊者専用の無料駐車場を常時16台分確保しており、レンタサイクルの貸出も行っている。観光の足がかりとしても便利なホテルだ。

バリエーション豊かな客室は16タイプ。

ゲストが、金沢らしさを泊まる部屋から感じ取ることができるような、こだわりのインテリアが魅力だ。寝心地も自慢というこのホテルでは、全室で高級寝具ブランド・シモンズ社製のツインベッドが用意された。デラックスタイプの部屋を3名以上で利用する場合、エアウィーブ社製の敷布団で心地よい眠りを約束してくれる。

また、ホテル内には金沢卯辰山工芸工房とコラボした「工芸回廊」と呼ばれる専用のギャラリーも。

ここでは、工房の研修生や若手の工芸家達の作品が展示されており、気に入ったものがあれば購入することもできる。工芸分野でも近年注目を集める金沢の、芸術文化に触れることができるいい機会となるはずだ。

料理長自ら腕を振るう朝食は、地産地消に拘ったビュッフェ形式。四季折々の旬の食材をふんだんに使った豪華な朝食を頂ける。

天気の良い日には、自然を感じることができる川のテラスに出て頂くのがおすすめだ。

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石川県のほぼ中心。山海に囲まれた地形の金沢は、文化の町であると同時に美食の宝庫でもある。今回は、車で行きたい金沢のホテルを紹介した。

訪れた際は、ぜひとも金沢の四季と環境が育んだ贅沢な料理を堪能してほしい。

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