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広大な自然の地を堪能!クルマで行きたい北海道のホテル

東京からおよそ1000キロ。日本の全都道府県の中で、最も広い土地面積を誇る北海道。東京と比較すると、実に38倍の広さを持つ。そんな北海道では酪農が盛んで、沿岸部では美味しい海の幸が味わえる地域も多い。観光名所も多く、人気の旅行スポットとなっている。今回は、クルマで行きたい北海道の魅力的なホテルを紹介しよう。

ザ・ノット 札幌

2020年8月に開業したばかりの新しいホテルだ。北海道には初上陸となるライフスタイルホテルが運営するザ・ノット 札幌は、札幌のほぼ中心部という好立地も魅力の一つ。

「旅するホテル」をコンセプトとしており、館内の至る所で旅人が北海道を感じられるように、北海道産の素材を利用したアートが展示されている。赤煉瓦を積み上げた壁や、軟石を用いたテーブルなど、自然の暖かさに触れることが可能だ。

客室はモダンかつ可愛らしいデザインとなっており、有機的なぬくもりに包まれながら疲れた身体を休めることができるだろう。

ザ・レイクスイート湖の栖​

洞爺湖温泉といえば、日本でも有数の温泉地だ。2019年、既に営業していた洞爺サンパレスリゾート&スパの別館としてオープンしたのがザ・レイクスイート湖の栖である。

全ての客室がレイクビューとなっており、広大自然の光景を楽しみながら露天風呂を楽しめる。全室でブラウン基調のデザインとなっており、落ち着きと居心地の良さは抜群。高級寝具シモンズのマットレスとオーディオスピーカーも完備しているくつろぎの空間だ。

さらに、ホテル8階は水平線と湯船の水面を平行にデザインするインフィニティ設計の露天風呂になっており、開放的で贅沢な時間を体験できるだろう。

また、タイミングが良ければ4月の下旬に開催される洞爺湖ロングラン花火大会をすぐ目の前で鑑賞することもできるかもしれない。宿泊した部屋が、花火大会の特等席になるのだ。

ウェスティン ルスツリゾート HOKKAIDO JAPAN

世界各地でラグジュアリー感溢れるリゾートとホテルを展開するウェスティンリゾート&ホテルが北海道に進出した。

国立公園に囲まれた雄大な自然の中、アクティビティはもちろんエンタメも充実しており、日常を忘れさせてくれる上質なサービスを味わうことができる。

太陽光が降り注ぐ開放的な吹き抜けのエントランスを通り、たどり着く客室は全室が76平米以上の面積を持つメゾネットとなっている。

合計210室を数える客室は、宿泊人数やスタイルに合わせた使い方が可能だ。『ヘブンリーベッド』というオリジナルブランドの寝具で、景観を独り占めしながらゆったりと過ごせる。

時間を気にせず食事を楽しめるオールデイダイニングも人気の秘密だ。朝/夕/夜問わずブッフェスタイルで楽しめるレストランは、女性からの支持も厚い。

 

十勝川温泉第一ホテル 豊洲亭・豆陽亭

北海道が世界に誇るものの一つに、植物由来の有機物を含む深い琥珀色をした「モール温泉」がある。美人の湯とも呼ばれるこの温泉は北海道遺産にも指定されており、肌には潤いを、心には安らぎを与えてくれる。

十勝川温泉第一ホテル 豊洲亭・豆陽亭では、このモール湯を庭園と展望の露天風呂で堪能できる。目の前には十勝川。それに掛かる十勝中央大橋。遠くには日高山脈を望みながら浸かるモール湯は格別だ。

また、ここでは2010年には将棋の竜王戦が行われたこともある。先日、最年少2冠を達成した藤井壮太8段との対局で注目を浴びた渡辺明竜王(当時)が、羽生名人と激戦を繰り広げた舞台となったこともある歴史ある温泉宿だ。

創業は1957年。十勝川温泉第一ホテル 豊洲亭・豆陽亭は、長きに渡り愛される老舗だ。スイートランクの客室にあたる豊州亭では、全室で露天風呂を完備。宿泊客はプレミアムラウンジを利用することもできる。

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国内旅行者にも人気が高いが、近年は海外からの観光客も増加している北海道。

昨今、コロナウイルス感染症の影響で旅行者が減っているというが、人の少ない今こそこの広大な自然の地をのびのびと楽しむチャンスかもしれない。

豊かな自然の中で、春夏秋冬をはっきりを感じられる豊かな自然は、季節毎にまた違った魅力を感じることができる。

一度足を運んだだけではもったいない――北海道は、そう思わせてくれる場所だ。