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クルマで行きたい、兵庫のグルメスポット

県庁所在地である神戸市を中心として、観光地としても有名な兵庫県。日本屈指のブランド牛である神戸牛や、瀬戸内海と日本海に面した土地柄から豊富な海産物も魅力的だ。今回は、そんな兵庫県にある車で行きたいグルメスポットを紹介する。

松竹

兵庫にも、大阪のように地元で親しまれている代表的な粉モンがある。見た目はたこ焼きとそっくり、明石焼きだ。

この明石焼き、デンプンを精製した浮粉を使うため生地が柔らかく、鶏の玉子をたっぷり使う為たこ焼きよりも黄色い見た目に仕上がり、ソースやマヨネーズではなく、ダシに付けて食べるという特徴がある。

兵庫で玉子焼といえば明石焼きのことを指すが、その起源は江戸末期にまで遡る。当時は、かんざしや首飾りに用いられていた明石玉の形状が、ルーツになっているといわれている。

この明石焼き、たこ焼きの元祖とも言われているので、もちろん中の具材はタコのぶつ切りだ。

現在明石市内に70店舗以上の明石焼き専門店があるといわれているが、『松竹』は、3代続く老舗だ。

名神高速大蔵谷ICより、車でおよそ10分。松竹の明石焼きは、外はカリカリ中はトロリととろける創業当時の作り方そのまま。いつ訪れても行列ができている人気店だ。

松竹

アクセス:名神高速大蔵谷ICより車でおよそ10分
引用: 松竹 公式サイト

ぼたん鍋専門店 ぼたん亭

兵庫県の丹波篠山は国内屈指のイノシシ肉の産地。ジビエとして、野趣あふれる味わい深さで注目を集めるイノシシ肉だが、それを鍋にして楽しむのがぼたん鍋である。

このぼたん鍋、なぜそう呼ばれているかといえば、大皿一杯にイノシシ肉を並べると、大輪の牡丹のように見えるため。

肉食が禁じられていた時代には山くじらなどと呼ばれ密かに食されていたイノシシだが、明治時代に入ると食肉も解禁。丹波篠山にて、味噌をベースにしたぼたん鍋が生まれたのである。

京都縦貫自動車道千代川ICより、車でおよそ40分。『ぼたん鍋専門店 ぼたん亭』は、イノシシが最も脂を蓄え美味しくなる秋冬のみ営業している本物の専門店だ。メニューは鍋にうどんや野菜、豚肉などを入れて煮込んだ「デカンショうどん」と「ぼたん鍋」のみというこだわりだ。

ぼたん鍋に用いるイノシシ肉は、厳選した肉質の良いものだけを用いる。湯通しするだけで甘味が増すイノシシ肉に、特徴的な栗入り味噌を合わせた。ぼたん鍋を初めて食べるという人は「ミックス肉ぼたん鍋」がおすすめ。イノシシの特上カルビと、特上ロースを半分ずつ味比べすることができる。

ぼたん鍋専門店 ぼたん亭

アクセス:京都縦貫自動車道千代川ICより車でおよそ40分
引用:ぼたん鍋専門店 ぼたん亭 公式サイト

美作

神戸を代表するご当地の味で、明石焼きに肩を並べるのがそばめしだ。焼きそば用の中華麺を細かく刻み、ご飯と一緒に炒めたそばめし。神戸市長田に店舗を構える青森の店主が、お客の要望に応えて焼きそばに冷や飯を混ぜて作ったことがルーツとされる。

ベーシックなそばめしはもちろん、長田名物である牛筋とこんにゃくを甘辛い味付けで炊きこんだぼっかけを合わせるバリエーションも増えているとか。神戸の古里の味は、今でも進化を続けているのだ。

そんなそばめしを提供し、創業30余年を数えるのが『美作』である。名神高速道路生田川ICより、車でおよそ10分。「神戸の本物の味」を掲げるこの店では、香ばしさがウリの「そばめし」を始めとして、ネギを薄く引いた生地の香りと牛筋の食感が堪らない「すじうすねぎ焼」やたまごのまろやかさとソースの相性抜群の「オムそば」など、さまざまな鉄板料理が頂ける。

美作はお好み焼の名店としても知られており、激戦区と言われる長田でも超が付くほどの人気店。兵庫県のお好み焼きは関西風の混ぜ焼。お腹に余裕があれば、こちらも味わっておきたい。目の前の鉄板上で繰り広げられる職人芸は、見ているだけでも楽しい。

美作

アクセス:名神高速道路生田川ICより車でおよそ10分
引用:美作 公式サイト

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たこ焼きとは似て非なるご当地グルメ・明石焼きを始めとして、篠山が誇るイノシシ肉を用いたぼたん鍋、手軽に食べられるアツアツのそばめしなど、多くのご当地グルメに溢れる兵庫県。

だが、今回紹介しきれなかった郷土料理やいわゆるB級グルメはまだまだ存在する。車で兵庫県を訪れた際は、兵庫ならではの味を堪能してほしい。

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