『吉村家』といえば、泣く子も黙る「家系ラーメンの元祖」だ。ラーメン好きで、総本山・吉村家を知らないのはモグリだといっても過言ではない。
現在、日本全国には多くの家系ラーメンを名乗る店舗がそんざいするが、吉村家が直系であることを認めている店舗は7店舗しか存在しない。つまり、現在家系ラーメンを名乗っているラーメン店は家系インスパイアラーメンであるということになるだろう。
吉村家のラーメンは、キレのあるカエシと、豚骨/鶏ガラをベースとした豚骨醤油スープが基本。味は濃厚そのもので、スープを完成させるために、1日に豚骨1トン、鶏ガラは500羽分を炊き上げるという。黄金に輝く鶏油(チーユ)と、どんぶりからはみ出さんばかりの大ぶりな海苔とチャーシュー、ほうれん草のトッピングが特徴だ。
酒井製麺製の太麺はたっぷりとスープを持ち上げ、一口すすりとスープとの愛称の良さに驚かされる。モチモチとした弾力のある麺は、咀嚼するのも楽しい。
また、卓上にはおろしニンニクやニンニクチップにショウガ、胡椒、酢にゴマといった調味料が用意されている。食べ進める中で、自分好みに味をカスタマイズしていくのもまた吉村家での楽しみ方だ。
店舗自体は横浜駅西口より徒歩6分ほどの場所に位置している。車で訪れる場合は、首都高速神奈川2号三ツ沢線を横浜駅西口で降り、浅間町方面へ行こう。新田間橋交差点を左折して新横浜通りに入ることができれば、前方左側に目的地が見えるはずだ。